生物化学工学 乳用牛の胃から、メタン産生抑制効果が期待される新規の細菌種を発見 乳用牛の第一胃から、プロピオン酸前駆物質を既知の近縁菌より多く産生する新種の嫌気性細菌を発見しました。牛の第一胃では、プロピオン酸が多く産生されると、メタン産生が抑制されることが知られています。本菌の機能を詳しく調べることで、牛のげっぷ由来のメタン排出削減に貢献すると期待されます。 2021-11-30 生物化学工学
生物化学工学 共生細菌のちからで害虫が農薬に強くなる助け合いの仕組みを解明~共生細菌による農薬解毒を宿主昆虫が助けていた~ 害虫が腸内の共生細菌との作用で農薬抵抗性を獲得する仕組みを初めて解明した。昆虫と共生細菌が助け合って農薬を解毒する仕組みを初めて解明。共生細菌の一つの遺伝子が、昆虫の農薬抵抗性に重要な因子であることを特定。 2021-11-10 生物化学工学
細胞遺伝子工学 カイコ遺伝子発現データの拡張・公開~ 昆虫活用技術開発やデータ駆動型研究促進に期待~ シルクタンパク質産生に重要な時期のカイコ幼虫においてどのような遺伝子が生体内のどこでどの程度働いているか(網羅的遺伝子発現)がわかるデータを作成・公開した。 2021-09-30 細胞遺伝子工学
生物化学工学 ニホングリのゲノムを解読 ~ゲノム構造から見えてくるバラ類植物の進化~ ニホングリはリンゴなどバラ目の木本植物とゲノム構造が類似していることがわかり、バラ類植物のゲノム進化の過程を考えるひとつの手がかりが得られた。 2021-09-28 生物化学工学
細胞遺伝子工学 国際連携で挑むタマネギゲノム解読~経済的に重要な高等植物種の巨大なゲノムを読み解く~ シャロットとタマネギの倍加半数体間のF2分離集団等を用いて次世代シーケンサによる発現遺伝子の網羅的解析を実施した。約4,400個の発現遺伝子を8本の染色体に対応した遺伝地図上に整列化させることに成功した。 2021-08-20 細胞遺伝子工学
生物化学工学 1細胞分析から、膨圧変化に伴う蜜入りリンゴの新たな代謝メカニズムが明らかに! 蜜入りリンゴ果実内の細胞レベルの代謝変化・水分の状態を空間的にとらえることに世界で初めて成功し、蜜入りのメカニズムの一端を明らかにした。 2021-08-06 生物化学工学
有機化学・薬学 トウモロコシ根からの生物的硝化抑制物質を世界初発見~窒素施肥量を減らし地球を健康にする第一歩~ トウモロコシ根から、生物的硝化抑制(BNI)物質の同定に初めて成功。強いBNI活性を持つ「ゼアノン」など、4つのBNI物質が硝化を抑制することを解明。 2021-07-29 有機化学・薬学
有機化学・薬学 タマネギのケルセチンは認知機能維持に役立つ タマネギに含まれる「ケルセチン」が、加齢に伴い低下する認知機能の維持に役立つことを、ヒト介入試験により確認した。 2021-05-26 有機化学・薬学
生物環境工学 農作物を食べた野生ニホンジカは早く成熟する~ 農作物の採食が更なる農業被害を招く~ 野生ニホンジカの成熟が農作物を食べることで早まることを、シカの骨コラーゲンの窒素安定同位体の比率(δデルタ15N値2))の解析から明らかにした。シカの農地侵入防止対策や農作物を食害する個体の駆除が、現在のみならず将来の農業被害の抑制にも有用であることを示す。 2021-05-06 生物環境工学
細胞遺伝子工学 バイオとデジタルの融合でイネの収量や品質を予測~ ゲノム選抜AIがイネ育種を変える~ 2021-01-08 農研機構ポイント農研機構は、イネ育種事業で蓄積した大量の形質1)データに加え、多数の品種・系統2)のゲノム3)情報を取得し、イネの大規模な統合的データベースを整備しました。このデータの一部を利用して、ゲノム情報から形質... 2021-01-08 細胞遺伝子工学
生物化学工学 今季国内初発の高病原性鳥インフルエンザウイルスの病原性解析 2020-12-14 農研機構ポイント農研機構動物衛生研究部門は、香川県の養鶏場での今季初発の高病原性鳥インフルエンザ1)発生事例から分離されたH5N8亜型インフルエンザウイルスの病原性解析を行いました。鶏への静脈内接種試験および経鼻接種試... 2020-12-14 生物化学工学
生物化学工学 日本最西端の島で新規の節足動物媒介(アルボ)ウイルスを発見 継続的な監視活動により、未知ウイルスの国内への侵入を検出2020-11-16 農研機構,沖縄県家畜衛生試験場ポイント蚊やマダニ、ヌカカ等の節足動物によって媒介されるアルボウイルス1)は、ヒトや家畜に病気を起こすものがあることから、国内侵入の... 2020-11-16 生物化学工学細胞遺伝子工学