うつ病の初期治療における抗うつ剤の最適な使用方法が明らかに

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2018/07/27  国立精神・神経医療研究センター(NCNP)

国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター(NCNP、東京都小平市、理事長:水澤英洋)精神保健研究所(所長:中込和幸)精神薬理研究部客員研究員の古川壽亮(京都大学大学院医学研究科健康増進・行動学教授)が主任研究者となり実施された SUN☺D study の成果が公開されました。
本臨床試験には、部長の山田光彦、客員研究員の稲垣正俊(島根大学医学部精神医学講座教授)及び米本直裕(京都大学大学院医学研究科医療統計学分野講師)らが参加しました。
SUN☺D study は、世界で3番目に大きな抗うつ剤の多施設共同ランダム化比較試験であり、全国の48医療機関にて合計2011人の未治療うつ病エピソードの患者が参加しました。その結果、うつ病の初期治療における抗うつ剤の目標投与量、また、反応が不十分な場合に推奨されるセカンドライン薬物療法が明らかとなりました。
本研究の成果は、精神科外来における日常臨床に大きなインパクトを与えるものです。詳細は下記の論文をご参照下さい。

Kato T, et al. & SUN☺D Investigators (2018) Optimising first- and second-line treatment strategies for untreated major depressive disorder – the SUN☺D study: a pragmatic, multi-centre, assessor-blinded randomised controlled trial. BMC Medicine, 16, 103.

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