病院の採血室における患者の待ち時間を見える化へ 「採血呼出し時間予測AIシステム」を藤田医科大学病院で本格運用開始

藤田医科大学と日立ハイテクは共同研究により、「採血呼出し時間予測AIシステム」を開発し、2025年8月から藤田医科大学病院で本格運用を開始する。このシステムは、患者が採血受付時にAIが予測した呼出し時間を通知し、待ち時間の有効活用や混雑緩和、心理的負担の軽減を図るもので、実証実験では±4分以内の予測精度94%を達成した。患者は待ち時間を自由に過ごせるようになり、待合室の混雑も緩和され、受付業務の効率化にも寄与する。本開発は、両者が進める医療DX推進の一環であり、医療の質向上と業務効率化を目指すものである。日立ハイテクは今後も医療現場の課題解決と持続可能な社会の実現に貢献するとしている。