⾼周波通電(High Frequency Conduction)を応⽤した ⻭内療法〜焼灼を基盤とする治療法の提供〜

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2025-09-01 北海道⼤学病院

北海道大学病院むし歯科では、難治性の根尖性歯周炎に対し、高周波通電(High Frequency Conduction)を応用した歯内療法を導入している。従来の機械的・化学的除去では、歯根の枝分かれや細い空隙に潜む細菌を完全に取り除くことが困難で、長期治療や抜歯が必要となる場合が多かった。本治療では「Root ZX3」という機器を用い、歯根全体に高周波を通電することで、治療が及ばない部位の細菌も焼灼により除去できる。この方法により、歯の保存が可能となり、来院回数削減や患者負担の軽減も期待される。また、感染部位を可視化する「デンタルフォトニクス」を応用した治療の普及も進めており、クラウドファンディングを通じて支援を募っている。高周波通電を基盤とした新しい歯内療法は、歯の温存と生活の質の向上に寄与する新技術として注目される。

⾼周波通電(High Frequency Conduction)を応⽤した ⻭内療法〜焼灼を基盤とする治療法の提供〜

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医療・健康
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