北部ウガンダ地域中核病院改善計画

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ODA(The Project for the Improvement of Regional Referral Hospitals in Northen Uganda)

国名 ウガンダ [協力地域地図]
贈与契約(G/A)締結 2018年4月
事業 無償資金協力
供与額 28.60億円
課題 保健医療

プロジェクトの紹介

ウガンダ北部は1980年代から約20年続いた内戦の影響を最も強く受け、また元国内避難民を多く抱えている地域です。この地域には1920年代から1930年代に建設された地域中核病院があるものの、老朽化と医療機材の不足が常態化しています。患者の収容能力は限界に達しつつあることに加えて、隣国の南スーダンやコンゴ民主共和国から多くの難民が流入し、各病院において待ち時間の増加や治療開始の遅れが課題となっています。この協力では、ウガンダ北部3地域(アチョリ、ランゴ、西ナイル)における地域中核病院の施設や機材を整備します。これにより、同地域住民の保健サービスへのアクセスと質の改善に寄与します。

協力現場の様子

キャプション

  1. (ランゴ地域)リラ地域中核病院。既存外来診療棟内観。半屋外の廊下に患者待合用の椅子が置かれ、動線の障害になっている。
  2. (ランゴ地域)リラ地域中核病院。既存外来診療棟外観。1931年建設の施設で、激しい老朽化が見られる。
  3. (ランゴ地域)リラ地域中核病院。分娩台は全部で4台しかなく、マットが破けている。
  4. (西ナイル地域)アルア地域中核病院。既存外来診療棟。動線が複雑で、用途に適した設計となっていない。
  5. (西ナイル地域)アルア地域中核病院。既存歯科棟待合。通路に置かれたベンチに患者が待機し、動線の妨げとなっている。
  6. (西ナイル地域)アルア地域中核病院。救急部門。簡易なベッドと酸素ボンベがあるだけで必要な機材が整備されていない。
  7. (アチョリ地域)グル地域中核病院。既存産科病棟内部。かなり混雑している。患者ベッドは廊下にも多数置かれている。
  8. (アチョリ地域)グル地域中核病院。手術・救急・産科病棟建設予定地。正面に既存産科病棟、右手に旧X線棟。
  9. (アチョリ地域)グル地域中核病院。中央滅菌部門。1976年製の滅菌機が1台のみ稼動。修理を繰り返しながら使用されているが、老朽化が進み、処理量も不十分である。

事業評価情報

評価結果要約(事前・中間・終了時・事後ほか要約表)

報告書(JICA図書館ポータルサイト)

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