2025-06-25 北海道大学
北海道むかわ町穂別地区で、絶滅鳥類プロトプテルム科の化石が発見され、町初の新生代鳥類化石として確認されました。これは北海道で2例目の記録で、推定体長1mの個体の骨の特徴から、現生鳥類と同様の構造を持ち、ペンギンに似た潜水様式の痕跡が示されました。花粉化石の分析により、この化石は暁新世~中新世のものと推定され、発見地の地層年代との矛盾も解消されました。この発見は、当時の北海道における種の多様性と生息域を示す重要な証拠です

図 1:むかわ町穂別地区から産出したプロトプテルム科の鳥類化石のレプリカ
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