内湾生物の多様性および持続性に着目した生息場の空間配置の検討

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国総研資料 第 999 号 2018/01
【概   要】
本研究では,生物多様性の豊かな沿岸域環境の再生に必要な沿岸生物群集の変化に関する検討を行なうため,1次元仮想空間で受動的に移動する底生性生物群集を扱い,多世代に渡る数値計算を行い, 生物多様性および持続性の高い生息場の空間配置の特徴を定量的に明らかにした.
底生性生物群集の多様性および持続性を高めるためには,生息場の総面積をより広くすること,および,同じ総面積の場合には生息場の個数をより少なくし,個々の生息場の面積を広くすることが効果的と考えられた.浮遊幼生の新規加入と,多世代に渡る持続的な生物の生息との間には,トレードオフの関係があることが分かった.
【担当研究室】
海洋環境研究室
【執 筆 者】
秋山吉寛,黒岩寛,岡田知也

http://www.nilim.go.jp/lab/bcg/siryou/tnn/tnn0999pdf/ks0999.pdf

生物環境工学
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