生物工学一般 シャコに寄生する謎多き巻貝の起源を解明~巣穴の中の居候から体表寄生者へと進化~ DNA情報に基づく分子系統解析を行うことで、甲殻類のシャコの腹面に寄生して暮らすイシカワシタダミはクビキレガイ上科のグループに入ることが判明し、干潟の動物(シャコやユムシ)の巣穴内に共生する巻貝の系統に内包されることが明らかとなった。 2021-06-29 生物工学一般
生物工学一般 謎多き海のハリガネムシの予想外の宿主を発見 ワラジムシやオオグソクムシ、ダイオウグソクムシなどが含まれる等脚類を宿主(寄生相手)とするハリガネムシを発見した。 2021-06-29 生物工学一般
生物工学一般 生命科学実験の効率的な自動化を実現するスケジューリング手法を開発 実験手順を複数の機器で効率よく実行するためのスケジューリング問題に対して、混合整数計画問題として数理的に定式化した上で、分枝限定法を用いて解を求める方法を開発した。 2021-06-28 生物工学一般
生物工学一般 日本産ネズミ類の雄交尾器の多様性~形態の多様性とその機能的意義を解明~ 日本産ネズミ類の雄交尾器の比較形態学的研究を行い、種間の形態の多様性と、遠位部にある側乳頭突起の可動の仕組みとその機能的意義を明らかにした。 2021-06-23 生物工学一般
生物工学一般 生態系における脂肪酸の役割を総説 祖先型の海産魚が淡水魚に進化するためには、淡水生態系に少ないドコサヘキサエン酸(DHA)を合成する酵素のコピー数を増やすことが重要であることを発見し2019年に報告している。今回、陸域、海水域、淡水域の間では、DHAなどの脂肪酸組成が異なっていることをメタ解析した後、動物の諸機能における脂肪酸の役割を概説し、動物の進化に影響を与えるのかについて考察した。 2021-06-16 生物工学一般
生物工学一般 マラリア研究に有用な新しい動物実験モデルを開発 マラリア研究に有用な新しい動物実験モデルの開発に成功した。ヒトの変異型マラリア原虫を研究する動物モデルとして、新しい種類のネズミマラリア原虫を多数開発することに成功した。 2021-04-26 生物工学一般
生物工学一般 南極大陸の海岸の砂の中から新種のセンチュウを発見 南極・昭和基地周辺の海岸の砂の中から新種の海産センチュウを2種発見。解明が進んでいない昭和基地周辺に生息する海産無脊椎動物の多様性の一端を明らかに。 2021-04-21 生物工学一般
生物工学一般 動物園の普及啓発効果を多角的に実証: 絶滅危惧種ライチョウの一般公開は市民の知識や保全意欲を高めていた 動物園で生息域外繁殖した絶滅危惧種ライチョウの一般公開が、本種に対する一般市民の知識や関心、保全意欲を増加させていたことを明らかにした。 2021-04-15 生物工学一般
生物工学一般 ハゼの分類と形態分化の遺伝基盤にゲノムで迫る 形態に基づく分類によると、ジュズカケハゼは頭部感覚孔を欠き、ビリンゴは左右合わせて6個の頭部感覚孔を持つ。北海道東部の別寒辺牛川に生息する両種の表現型とゲノムを解析したところ、2種は遺伝的にも分化しているものの、その交雑帯が発見できたことから、2種は交雑していることを見出した。 2021-04-01 生物工学一般
生物工学一般 生きた細胞膜での膜透過性ペプチドの取り込みをナノスケールで可視化 細胞にダメージを与えないで細胞表面のナノ形状を計測可能な走査型イオンコンダクタンス顕微鏡と、焦点面での標識分子動態を可視化できるスピニングディスク式の共焦点レーザー走査顕微鏡を融合した装置を開発、膜透過性ペプチドの流入領域で生じる形状変化を直接観察し、その詳細を明らかにした。 2021-03-29 生物工学一般
生物工学一般 高分子化合物による細胞の凍結保護効果の機序を解明~再生組織などの長期保存技術の開発に貢献~ 2021-02-09 北陸先端科学技術大学院大学,理化学研究所 ポイント 高分子化合物による細胞の凍結保護効果の機序の一端を解明。 細胞凍結保護効果を説明するため初めて固体NMRの手法を応用し、細胞の脱水制御に伴う細胞内氷晶抑制効果を説明し... 2021-02-10 生物工学一般