有機化学・薬学

免疫のカギは意外なところに~常識をくつがえす新たな大腸がん抗原を発見~ 有機化学・薬学

免疫のカギは意外なところに~常識をくつがえす新たな大腸がん抗原を発見~

従来タンパクをつくらないとされてきた非翻訳RNAの一部が断片的に翻訳されてがん細胞表面に提示され、Tリンパ球と呼ばれる免疫細胞の標的となっていることを発見した。
糖尿病治療薬:SGLT2阻害薬の腎保護における新知見を大規模リアルワールドデータにて証明 有機化学・薬学

糖尿病治療薬:SGLT2阻害薬の腎保護における新知見を大規模リアルワールドデータにて証明

SGLT2(Sodium/glucose cotransporter 2)阻害薬の腎保護効果について、慢性腎臓病患者包括的縦断データベース(J-CKD-DB-Ex)を活用し、リアルワールドデータ解析による新たなエビデンス構築を行った。
ダチョウ抗体を担持させた不織布マスクを用いて 口鼻からの新型コロナウイルスの可視化に成功 有機化学・薬学

ダチョウ抗体を担持させた不織布マスクを用いて 口鼻からの新型コロナウイルスの可視化に成功

ダチョウ抗体を担持した口元フィルター入りの不織布マスク(以下「ダチョウ抗体担持マスク」という。)を用いることにより、呼気からのSARS-CoV-2(新型コロナウイルス)の可視化が、蛍光抗体法で肉眼でも可能であることを見いだした。
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合成アルカリゲネス菌リピドAの優れたアジュバント活性を証明 有機化学・薬学

合成アルカリゲネス菌リピドAの優れたアジュバント活性を証明

ヒトやマウスの腸管関連リンパ組織の内部に共生し、免疫活性化を行うアルカリゲネス菌の菌体成分であるリピドAの化学合成法を確立し、アジュバントとして用いた際の免疫系に対する作用を調べた。注射型ワクチンとしてだけでなく粘膜免疫の誘導が可能な経鼻型ワクチンにおいても、炎症などの副反応をほとんど起こさずにワクチン抗原に対する免疫応答を高めることができる効果が示されました。
腎臓の細胞増殖を促進して機能を高めるD-アミノ酸(D-セリン)の新しい機能を発見 有機化学・薬学

腎臓の細胞増殖を促進して機能を高めるD-アミノ酸(D-セリン)の新しい機能を発見

生体中に微量に存在し、加齢とともに変動するD-アミノ酸のひとつであるD-セリンに、腎臓の細胞増殖を促進して機能維持する作用があることを発見した。
肺炎球菌が細胞内にマンガンイオンを取り込むしくみ~膜輸送体PsaBCの立体構造の解明~ 有機化学・薬学

肺炎球菌が細胞内にマンガンイオンを取り込むしくみ~膜輸送体PsaBCの立体構造の解明~

肺炎球菌が病原性をもつ上で重要な働きをする膜輸送体タンパク質PsaBCの精密立体構造を解明した。
シングルセルマルチオミクスデータから 有用な知見を抽出する人工知能技術を開発 有機化学・薬学

シングルセルマルチオミクスデータから 有用な知見を抽出する人工知能技術を開発

ディープラーニングの一種である深層生成モデルを用いて、シングルセルマルチオミクスデータにおける複数モダリティの情報を圧縮・統合する人工知能技術scMMを開発した。シングルセルマルチオミクスデータのモダリティ間の関係性を自動で学習し、モダリティをまたいだ情報の変換による欠損モダリティの補完に成功した。
細胞外小胞の新しい捕捉方法を開発~ナノワイヤによって捕捉する細胞外小胞を、がん診断の新しい指標へ~ 有機化学・薬学

細胞外小胞の新しい捕捉方法を開発~ナノワイヤによって捕捉する細胞外小胞を、がん診断の新しい指標へ~

細胞外小胞(EV)の新しい捕捉方法を開発し、当該方法で捕捉するEVのmiRNA(マイクロRNA)や膜たんぱく質の発現量が、がん診断の新しい指標として利用可能であることを発見した。
エクソソーム(細胞外小胞)の多検体自動精製技術開発に成功 有機化学・薬学

エクソソーム(細胞外小胞)の多検体自動精製技術開発に成功

一度に96検体からエクソソームを精製することができる自動精製技術の開発に成功した。
PD-1阻害剤によるがん免疫治療法の効果を高めるミトコンドリア活性化剤 有機化学・薬学

PD-1阻害剤によるがん免疫治療法の効果を高めるミトコンドリア活性化剤

がん細胞を攻撃するT細胞内に独自に開発した化合物EnPGC-1を送り込み、T細胞内のミトコンドリア活性を高め、さらにはT細胞の数を増やすことでマウスの腫瘍に対する攻撃性を高めることに成功した。
イントロン由来の異常タンパク質が与えるストレス 有機化学・薬学

イントロン由来の異常タンパク質が与えるストレス

スプライシング調節化合物の「スプライソスタチンA(SSA)」がイントロンからの翻訳を誘導し、異常タンパク質の凝集体の形成を介して、タンパク質合成の全体を抑えるという、一連の仕組みを解明した。
C型肝炎ウイルスを抑制する新たな脂質代謝の仕組みを発見 有機化学・薬学

C型肝炎ウイルスを抑制する新たな脂質代謝の仕組みを発見

肝細胞の脂質代謝プロファイルを詳細に解析し、フェロト―シスと呼ばれる、鉄依存的な脂質過酸化を促進することで細胞死を誘導する経路を介して、脂肪酸代謝がC型肝炎ウイルス複製を抑制するという新たな仕組みを明らかにした。
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