2025-06-09

抗血小板薬が骨を伸ばす~ホスホジエステラーゼ3阻害薬が軟骨細胞内Ca2+シグナルを活性化し骨を伸ばすことを発見~ 有機化学・薬学

抗血小板薬が骨を伸ばす~ホスホジエステラーゼ3阻害薬が軟骨細胞内Ca2+シグナルを活性化し骨を伸ばすことを発見~

2025-06-09 京都大学ホスホジエステラーゼ3(PDE3)阻害薬は、軟骨細胞内のCa²⁺シグナルを活性化し、骨の伸長を促すことが明らかになりました。京都大学と立命館大学などの研究チームは、心血管治療薬として使われるPDE3阻害薬(例:...
免疫の司令塔・樹状細胞に新種を発見~肺や皮膚に局在し免疫反応の抑止やアレルギー反応に関与か~ 医療・健康

免疫の司令塔・樹状細胞に新種を発見~肺や皮膚に局在し免疫反応の抑止やアレルギー反応に関与か~

2025-06-07 東京科学大学東京科学大学などの研究チームは、免疫を制御する樹状細胞(DC)にリンパ球系由来の新種を発見しました。これまでDCは主に骨髄系とされてきましたが、肺や皮膚などのバリアー組織ではリンパ球系DCが多数存在し、免疫...
魚類の繁殖戦略における進化的バイアスを分子レベルで解明~240魚種の比較から見えてきた「進化の袋小路」~ 細胞遺伝子工学

魚類の繁殖戦略における進化的バイアスを分子レベルで解明~240魚種の比較から見えてきた「進化の袋小路」~

2025-06-09 東京科学大学東京科学大学らの研究チームは、魚類の繁殖戦略に関する進化的バイアスを240魚種の全ゲノム解析により分子レベルで初めて解明しました。卵保護戦略を取る魚類では、強靭な卵膜の形成に必要な遺伝子群が不可逆的に失われ...
病状の指標となる液性因子に応じて薬効タンパク質の産生量を自動調整する次世代mRNA医薬を開発~副作用を抑えた精密医療への応用に期待~ 生物化学工学

病状の指標となる液性因子に応じて薬効タンパク質の産生量を自動調整する次世代mRNA医薬を開発~副作用を抑えた精密医療への応用に期待~

2025-06-09 東京科学大学東京科学大学らの研究グループは、病態に応じてmRNAからのタンパク質産生量を制御できる新システムを開発しました。この技術は、3種類のmRNAから構成され、液性因子(炎症や痛みなどの指標)を検知して、薬効タン...
歌の先生を選ぶために働く脳の仕組みの解明にむけて手がかり~社会性と模倣をつなぐメカニズムに扁桃体が関与~ 生物工学一般

歌の先生を選ぶために働く脳の仕組みの解明にむけて手がかり~社会性と模倣をつなぐメカニズムに扁桃体が関与~

2025-06-09 早稲田大学早稲田大学と理化学研究所の研究チームは、鳥が歌の先生を選ぶ際に、脳の「扁桃体」が重要な役割を果たしていることを発見しました。キンカチョウの幼鳥を使った実験で、扁桃体が損傷すると、模倣対象の先生を選べなくなり、...
海洋性の光合成細菌の窒素固定能力が炭素源の種類で変化~持続可能な物質生産への貢献を期待~ 生物環境工学

海洋性の光合成細菌の窒素固定能力が炭素源の種類で変化~持続可能な物質生産への貢献を期待~

2025-06-09 理化学研究所,京都大学理化学研究所と京都大学の共同研究により、海洋性紅色非硫黄光合成細菌が行う窒素固定の効率が、使用する炭素源の種類によって大きく変化することが明らかになりました。有機炭素源(リンゴ酸)を用いた従属栄養...
卵子染色体の正常性維持におけるヒストン修飾の新たな役割を解明~ヒストン修飾H3K4me3は卵染色体や紡錘体の安定性を制御する~ 細胞遺伝子工学

卵子染色体の正常性維持におけるヒストン修飾の新たな役割を解明~ヒストン修飾H3K4me3は卵染色体や紡錘体の安定性を制御する~

2025-06-09 九州大学九州大学農学研究院の宮本圭教授らの研究グループは、ヒストン修飾「H3K4me3」がマウス卵子の染色体や紡錘体の安定性を制御し、正常な胚発生に不可欠であることを明らかにしました。従来、H3K4me3は転写活性化に...
ふりかけるだけで神経シナプスを可視化~迅速かつ簡便な標識方法開発、記憶解析や疾患研究に新たな道~ 生物工学一般

ふりかけるだけで神経シナプスを可視化~迅速かつ簡便な標識方法開発、記憶解析や疾患研究に新たな道~

2025-06-09 名古屋大学名古屋大学の清中茂樹教授らは、神経シナプスの主要構成要素であるAMPA受容体を簡便かつ迅速に可視化する世界初の有機小分子プローブ「PFQX1(AF488)」を開発しました。このプローブは、細胞に“ふりかけるだ...
細胞が光合成にかけるコスト~光合成はできればサボりたい~ 生物工学一般

細胞が光合成にかけるコスト~光合成はできればサボりたい~

2025-06-09 国立遺伝学研究所国立遺伝学研究所の宮城島進也教授らは、単細胞紅藻「ガルデリア」が環境に応じて光合成機能を失い、より早く増殖する「従属栄養」型に切り替える仕組みを解明しました。光合成に必要な装置や色素の維持には高コストが...
リボソームはニワトリ筋肉細胞の増殖を亢進する〜細胞農業製品の効率的な産生に期待〜 生物工学一般

リボソームはニワトリ筋肉細胞の増殖を亢進する〜細胞農業製品の効率的な産生に期待〜

2025-06-09 九州大学九州大学基幹教育院の太田訓正教授らの研究グループは、リボソームを細胞に導入することで、ニワトリ筋肉細胞の成長因子分泌が促進され、細胞増殖が亢進することを世界で初めて明らかにしました。この発見は、インテグリカルチ...
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