九州大学

医療・健康

空気を原料とするプラズマで長尺細管内を高速に滅菌する方法を開発~カテーテルのような複雑形状を持つ構造体の滅菌を実現~

2023-05-10 九州大学 ポイント 長尺細管内部を殺菌・消毒する装置は普及しているが、滅菌(※1)が可能な医療用滅菌器はこれまで実用化されていません。 本研究では、空気プラズマ(※2)を利用することで、従前の長尺細管殺菌器よりも短時間...
医療・健康

東アジアの潰瘍性大腸炎・クローン病に特徴的な遺伝子多型を解明~日・中・韓の1万人以上の解析から320か所の疾患感受性遺伝子が明らかに~

2023-05-10 九州大学 ポイント 中国・韓国・日本の炎症性腸疾患患者1万人以上の大規模遺伝子多型解析に成功 東アジア人に特徴的な80か所の疾患感受性遺伝子を同定し、欧米人も併せた解析によって320か所もの疾患感受性遺伝子を同定 炎症...
医療・健康

白血病を引き起こすタンパク質の機能の一端を解明 ~新たな治療法の開発に期待~

2023-04-27 庄内地域産業振興センター,東京大学,国立がん研究センター 発表のポイント ◆AF10融合タンパク質が悪性の白血病を引き起こすメカニズムを解明しました。 ◆AF10融合タンパク質はENLやMOZというタンパク質と結びつく...
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細胞遺伝子工学

タンパク質合成に関わる新たな因子を発見~リボソーム衝突を解消する複合体がmRNAの固い構造を解く~

2023-04-26 九州大学 ポイント 翻訳中のリボソームに比べて、走査リボソームの解析はあまり進んでいなかった。 走査リボソームの結合タンパク質として新たにASC-1複合体を同定し、走査リボソームがmRNA上を進みやすいように固い構造を...
細胞遺伝子工学

横紋筋特異的なリボソームを発見~心機能に必須な翻訳伸長ダイナミクスを調節する~

2023-04-24 九州大学 ポイント リボソームサブユニットRPL3の類似遺伝子であるRPL3Lは心臓や骨格筋に特異的に発現する。 RPL3Lを含むリボソームが欠損した心臓では心臓の収縮に関わる遺伝子の翻訳ダイナミクスが乱れることを見出...
生物工学一般

細胞の境界の湾曲構造に隠れた原理を発見

2023-04-22 生理学研究所 ポイント ①典型的な上皮細胞であるMDCK細胞の境界の湾曲構造のパワースペクトルを両対数プロットすると直線状になる、スケーリングと呼ばれる性質があることを見出した。 ②本研究の発展により、生物学と物理学、...
有機化学・薬学

植物の根の成長方向をかく乱させる物質の開発に成功 〜雑草を枯らさない「抑草剤」の開発に期待〜

2023-04-12 九州大学,基礎生物学研究所 ポイント ① 雑草を枯らさず成長を抑制する毒性のない抑草剤の開発は環境保全の観点からも重要である。しかし従来の抑草剤は枯死を伴う除草剤の作用を減弱したものがほとんどである。 ② 植物の根に対...
医療・健康

成人T細胞白血病リンパ腫(ATL)におけるゲノム情報と臨床情報を統合したリスクモデルを確立~ATLの個別化医療を推進~

2023-04-10 京都大学 小川誠司 医学研究科教授らの研究グループは、下田和哉 宮崎大学教授、亀田拓郎 同助教、片岡圭亮 国立がん研究センター分野長、宇都宮與 今村総合病院名誉院長兼臨床研究センター長、日高道弘 国立病院機構熊本医療セ...
細胞遺伝子工学

アンドロゲン受容体の重複進化による、”かたちと繁殖行動”の多様化 〜魚類のオスの装飾的なかたちや求愛行動を爆発的に進化させた起爆剤を解明〜

2023-03-27 九州大学,京都大学,基礎生物学研究所,福井県立大学,岡山大学,広島大学,東京理科大学,横浜市立大学 ポイント ① 男性ホルモン(アンドロゲン)による求愛行動や装飾的な見た目の性差は多彩な繁殖戦略を可能にし、生物の多様化...
医療・健康

リキッドバイオプシーが大腸がん術後の再発リスク測定に有用であることを確認~世界最大規模の前向き研究により術後補助化学療法の個別化を目指す~

2023-01-24 国立がん研究センター,九州大学 発表のポイント CIRCULATE-Japan(サーキュレートジャパン)*1における世界最大規模の前向き研究の結果、外科治療が行われる大腸がん患者さんに対するリキッドバイオプシー*2の有...
医療・健康

末梢循環障害後の血流回復を促すメカニズムを解明~末梢動脈閉塞疾患の新たな治療薬開発へ期待~

2022-12-16 生理学研究所 ポイント 間欠性跛行(※1)を伴う末梢動脈疾患の治療には、血管内皮細胞の活性化による血管新生やその後の血管の動脈化(血管平滑筋細胞の成熟化)が重要であると考えられてきた。 血管平滑筋に発現するTRPC6チ...
医療・健康

細胞の血行性転移の新たな仕組みを発見~世界初、新たながん転移抑止戦略の開発にも期待~

2022-12-13 京都大学 がんが人類最大の死因である原因は、がん細胞は血管を移動路として使用して活動の場を全身に広げる、いわゆる「血行性転移(以降、転移)」を行う性質によるものです。血液中を循環するがん細胞の多くは毛細血管から血管の外...
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