岡山大学

医療・健康

脳のデフォルトモードが持つ時空間構造を統計的に検証

2022-04-04 岡山大学,慶應義塾大学,株式会社アラヤ 発表のポイント 脳は何もしていない安静状態でも活発に活動をしています(脳のデフォルトモード)。 今回、統計的モデリングにより、脳のデフォルトモードについての定説が間違いである可能...
有機化学・薬学

慢性疼痛からの自然回復に必要な細胞を世界で初めて発見! ~ミクログリア細胞の驚くべき変化~

2022-04-04 国立遺伝学研究所 がんや糖尿病、帯状疱疹、脳梗塞などで神経が傷つくと、非常に長引く痛みを発症する場合があります。この慢性疼痛は神経障害性疼痛と呼ばれ、解熱鎮痛薬などの一般的な薬では抑えることができず、モルヒネのような強...
医療・健康

慢性疼痛からの自然回復に必要な細胞を世界で初めて発見!~ミクログリア細胞の驚くべき変化~

2022-04-01 九州大学,岡山大学,国立遺伝学研究所,日本医療研究開発機構 ポイント 神経が傷つくと、非常に長引く痛み(神経障害性疼痛)を発症する。マウスでも神経損傷後に慢性疼痛を発症するが徐々に痛みが和らいでいく。しかしその自然回復...
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生物化学工学

光合成真核生物で初の光化学系Ⅰ複合体の多量体構造を解明~原核生物から真核生物への進化を解明する糸口に~

2022-03-31 岡山大学,神戸大学,理化学研究所 ◆発表のポイント 光合成真核藻類である灰色藻由来の光化学系I(PSI)の四量体構造をクライオ電子顕微鏡により決定しました。 PSI単量体間の特殊な相互作用が四量体化の要因であることを明...
細胞遺伝子工学

柿の花が解き明かす「植物の揺らぐ性」の進化~作物の性別を制御して効率的な作物生産や品種改良につながる技術へ~

2022-03-18 岡山大学,科学技術振興機構 ポイント 性別(オス・メス)を持つ柿の花が、性別のない両性花へ先祖返りする仕組みを解明しました。 柿の両性花を生み出す新規遺伝子「DkRAD」を発見しました。 農業にとって重要な「作物の性別...
医療・健康

光で狙った細胞を死滅させる新技術の開発 ~副作用のない光がん治療法に向けて~

細胞をアルカリ化する光感受性たんぱく質を用いることで、光で狙った細胞を選択的に死滅させる新技術の開発に成功しました。
医療・健康

神経抑制に役立つタンパク質の巧みな光応答メカニズムを解明

理論化学的手法と生化学的手法を用いて、光による神経抑制を可能にするタンパク質であるアニオンチャネルロドプシン(ACR)の反応メカニズムを明らかにしました。光照射に伴ってACRの内部で起こる陰イオンの透過と水素イオンの移動を、2つのアミノ酸残基を連携させるという巧みな方法により制御できることを示しました
有機化学・薬学

植物の免疫応答を抑制する化合物を発見~植物免疫応答を解明するための新たなツール~

ヒトの非ステロイド性抗炎症薬であるテノキシカムに植物の免疫応答を抑制する作用があることを発見しました。新たに化合物ライブラリーから植物の免疫応答を抑制する化合物として、化学構造の類似した3種類のオキシカム系非ステロイド性抗炎症薬(テノキシカム、メロキシカム、ピロキシカム)を同定しました。さらに、テノキシカムが細胞内の酸化還元状態を酸化側に傾かせること、そしてサリチル酸で発現が上昇する遺伝子群を広範に抑制することを示し、サリチル酸のシグナル伝達機構の一端を明らかにしました。
有機化学・薬学

窒素固定を行うアナベナヘテロシストの光捕集機構を解明

シアノバクテリアAnabaena sp. PCC 7120の窒素欠乏条件下で形成されるヘテロシストのタンパク質発現および励起エネルギー伝達機構の解明に成功しました。ヘテロシストでは光化学系II(PSII)の分子集合中間体が存在し、PSII中間体から光化学系I(PSI)へ励起エネルギー伝達されないことが明らかになりました。
生物化学工学

家の守り神「ヤモリ」が夜でも色を見分けられるのはなぜ

夜行性のヤモリが暗がりで色を見分ける特殊な能力を持つメカニズムを明らかにした。
医療・健康

光電変換色素NK-5962の神経保護効果を発見!

岡山市の株式会社林原(NAGASEグループ)が製造する光電変換色素NK-5962は光電変換色素を結合したポリエチレン薄膜の人工網膜(光電変換色素薄膜型人工網膜OURePTM)の部材です。NK-5962の薬物体内動態を調べ、NK-5962の静脈注射によって効果を発揮する十分量の眼球内濃度が得られることが分かった。
生物環境工学

植物の多種共存を説明する新たなメカニズムの発見 ~開花前の自家受粉の進化が引き起こす進化的救助~

個体ベースモデルを用いたシミュレーションを行い、同じ種の送粉者を共有し競争関係にある植物2種において、個体数の少ない種でより高い自家受粉率が進化することで個体数が増加に転じる進化的救助が発生し、それによって2種の長期的な共存が促進されることを明らかにしました。
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