東京大学

世界初の研究成果!妊娠中の大豆、イソフラボン摂取が幼児の多動問題等に予防的論文発表 医療・健康

世界初の研究成果!妊娠中の大豆、イソフラボン摂取が幼児の多動問題等に予防的論文発表

妊娠中の大豆摂取が生まれた子の多動問題と仲間関係問題に予防的であり、妊娠中の納豆及びイソフラボン摂取が子の多動問題に予防的であることを示す研究成果を発表した。
生命に共通する体内時計の部品を発見 ~体内時計の起源にはカルシウムイオンが関与か~ 生物化学工学

生命に共通する体内時計の部品を発見 ~体内時計の起源にはカルシウムイオンが関与か~

哺乳類、昆虫、植物および細菌の体内時計に共通して働く因子として、カルシウムイオン(Ca2+)制御タンパク質であるNa+/Ca2+交換輸送体 (NCX)を発見した。
相模湾から新種のクモヒトデ発見:隠れた生物多様性 生物環境工学

相模湾から新種のクモヒトデ発見:隠れた生物多様性

神奈川県三浦半島沖の水深90~140 mより、新種のクモヒトデを発見した。本種の形態学的な研究を行った結果、これまで90年前に1例の記録しかないコンジキクモヒトデ属のクモヒトデであり、幼体を産む生態を持つことが明らかとなった。
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創薬に向けた膜受容体GPCRに対する汎用的な活性制御分子の創製法を開発 有機化学・薬学

創薬に向けた膜受容体GPCRに対する汎用的な活性制御分子の創製法を開発

創薬標的として重要でありながら、活性制御分子の取得が極めて困難である膜受容体GPCRに対して、核酸抗体「RNAアプタマー」を活用した汎用的な活性制御分子創製法を開発した。GPCRの内在性リガンド結合状態に依存して受容体の活性を制御するユニークな新規核酸分子の創製に成功した。
免疫の個人差をつかさどる遺伝子多型の機能カタログを作成 医療・健康

免疫の個人差をつかさどる遺伝子多型の機能カタログを作成

日本人の免疫疾患患者および健常人の末梢血から分取した28種類の免疫細胞の遺伝子発現を定量化し、遺伝子多型が遺伝子発現に与える影響をカタログ化した。このカタログを用いて、さまざまな免疫疾患発症に関わる細胞種や遺伝子を明らかにした。
脳全体に広がる聴覚応答の新たなネットワークを発見 医療・健康

脳全体に広がる聴覚応答の新たなネットワークを発見

1秒につき数十回の音刺激を数分にわたって連続して聞く際に、人間の脳が行う高度な情報処理に伴って生じる聴覚ガンマオシレーションという脳波反応が、脳全体に広がるネットワークから発生することを明らかにした。聴覚ガンマオシレーションは、認知機能に関わる前頭葉や頭頂葉にまで広がる脳全体の複雑なネットワークから発生することを発見した。
従来の高血圧診断基準より低い血圧値から心不全や心房細動のリスクが上昇 医療・健康

従来の高血圧診断基準より低い血圧値から心不全や心房細動のリスクが上昇

心不全や心房細動の発症リスクが、収縮期血圧130mmHg以上あるいは拡張期血圧80mmHg以上という、従来考えられていた血圧値よりも低い段階から上昇する可能性を、200万症例以上が登録された大規模疫学データを用いて明らかにした。
難治性乳がん・膵がんに有効な革新的核酸医薬候補の開発に成功 医療・健康

難治性乳がん・膵がんに有効な革新的核酸医薬候補の開発に成功

乳がん、膵がんで発現が亢進している転写因子であるPRDM14遺伝子を標的とした配列特異性の高いキメラ型siRNAと核酸を病変に送達するY-shaped block co-polymer (YBC) からなる核酸医薬候補を開発した。
新型コロナウイルスの超高感度・世界最速検出技術を開発 有機化学・薬学

新型コロナウイルスの超高感度・世界最速検出技術を開発

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)由来のウイルスRNAを「1分子」レベルで識別して5分以内に検出する革新的技術の開発に成功した。
スギの”香り”が語ること 〜生物起源揮発性有機化合物放出の地理変異を解明〜 生物環境工学

スギの”香り”が語ること 〜生物起源揮発性有機化合物放出の地理変異を解明〜

遺伝的に異なる全国12集団の天然スギから放出される生物起源揮発性有機化合物(BVOC)の放出パタンを同一環境下で定量し、テルペン類の組成と量が集団によって大きく異なることを明らかにした。BVOC放出は集団が分布する地域の気候だけでなく、病原菌組成とも密接な関係にあることを見出した。
動物園の普及啓発効果を多角的に実証: 絶滅危惧種ライチョウの一般公開は市民の知識や保全意欲を高めていた 生物工学一般

動物園の普及啓発効果を多角的に実証: 絶滅危惧種ライチョウの一般公開は市民の知識や保全意欲を高めていた

動物園で生息域外繁殖した絶滅危惧種ライチョウの一般公開が、本種に対する一般市民の知識や関心、保全意欲を増加させていたことを明らかにした。
眼の水晶体が透明になる仕組みの解明 ~新たな細胞内分解システムの発見~ 生物化学工学

眼の水晶体が透明になる仕組みの解明 ~新たな細胞内分解システムの発見~

水晶体細胞に存在する脂質分解酵素(PLAATファミリー)が細胞小器官を分解していることを発見し、この酵素が働かないと水晶体の透明化が損なわれることを見いだした。
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