京都大学

医療・健康

富士通株式会社と共同で、AIの推定根拠を説明できる遺伝子変異の病原性推定の検証システムを開発しました。

「臨床ゲノム情報統合データベース整備事業」において、特定の遺伝子変異が何らかの疾患の原因になる可能性(病原性)の有無を推定し、その推定根拠を添えて治療方針を検討する医師やゲノム医療の研究者に示すことができるAIを活用した検証システム「MGeND Intelligence」(エムジェンド インテリジェンス)を開発した。
生物化学工学

プルキンエ細胞の樹状突起が 軸索に対して垂直に伸びるため仕組み~βIIIスペクトリン遺伝子の重要性~

ニューロンの膜骨格成分で、5型脊髄小脳変性症の原因遺伝子でもあるβIII スペクトリンが神経回路形成に重要な役割を果たすことを見出した。
医療・健康

指定難病「潰瘍性大腸炎」の自己抗体発見~新たな診断や治療開発へ~

潰瘍性大腸炎の原因を探索し、インテグリンαVβ6というタンパク質に対する自己抗体が潰瘍性大腸炎患者の約90%に認められることを発見した。この自己抗体を測定する検査キットを企業とともに開発中。
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生物化学工学

うずまき管の伸⻑を司る分子活性と細胞群の波を発見~綱引きによる細胞群の流れと臓器の成長~

マウスのうずまき管を生体外で培養し、管組織の奥深くに位置する細胞や分子の働きを顕微鏡観察する新たな手法を開発した。細胞の情報伝達に重要なERKと呼ばれるタンパク質がうずまき管頂端部から基部へ波のように伝播すること、また同時に、管の基部から頂端部にかけて細胞が集団移動することを明らかにした。数理モデル解析と実験により、ERK活性と細胞集団運動の波が隣の細胞同士の引っ張り合いを介して作られることを提唱した。
生物化学工学

中央アルプスと伊勢で発見された白いタヌキの体色変異の原因を解明

アルビノ遺伝子の哺乳類における広域拡散の初事例 2021-03-08 京都大学 古賀章彦 霊長類研究所教授らの研究グループは、中央アルプスと伊勢で発見された白いタヌキの体色変異の原因を、遺伝子解析により明らかにしました。 中央アルプス山麓で...
細胞遺伝子工学

ヒト生殖細胞の運命決定機序を解明~転写因子のみによる生殖細胞の誘導~

精子や卵子の元となる始原生殖細胞への分化を誘導できる遺伝子を特定した。
生物環境工学

捕食者と風雨に対する害虫のジレンマを発見~捕食者は捕食するより大きな抑止力を及ぼす~

2021-03-04 京都大学 矢野修一 農学研究科助教、岡田瀬礼奈 農学部生(研究当時)は、捕食を避けて網上に産んだハダニの卵が、葉面の卵に比べて風雨で流失しやすいことを発見し、風と雨の相乗作用が卵を流失させることも解明しました。 捕食者...
生物環境工学

絶滅危惧種ニホンウナギの分布域を環境DNA解析で推定

2021-03-03 京都大学 益田玲爾 フィールド科学教育研究センター教授、笠井亮秀 北海道大学教授、山中裕樹 龍谷大学准教授、亀山哲 国立環境研究所主任研究員、東信行 弘前大学教授、木村伸吾 東京大学教授、黒川優子 東北生活文化大学准教...
医療・健康

未来への手紙がネガティブ感情を軽減させることの効果を検証~パンデミック下における実験データから~

2021-03-02 京都大学 千島雄太 こころの未来研究センター・日本学術振興会特別研究員らの研究グループは、未来について考えることがネガティブ感情を軽減させるのではないかという仮説を立て、未来の自分を想像して手紙を書くことの効果を実験的...
有機化学・薬学

ジャガイモの毒α-ソラニンはトマトの苦味成分から分岐進化した

2021-02-26 神戸大学 神戸大学大学院農学研究科の水谷正治准教授、秋山遼太研究員らと、京都大学化学研究所の渡辺文太助教、理化学研究所環境資源科学研究センターの梅基直行上級研究員、大阪大学大学院工学研究科の村中俊哉教授らの研究グループ...
生物化学工学

トマトのトマチンによる根圏細菌叢の制御 ~トマト苦味・有毒物質の根圏での新しい機能~

2021-02-06 京都大学 杉山暁史 生存圏研究所准教授、中安大 同特任助教、大野滉平 農学研究科修士課程学生、高松恭子 同修士課程学生、青木裕一 東北大学助教、山﨑真一 同研究員らの研究グループは、水耕栽培と圃場栽培の両条件でトマトが...
有機化学・薬学

II型肺胞上皮細胞の特徴を再現できる細胞の作製に成功し、アミオダロン性肺障害を改善する化合物を同定

肺線維症治療薬探索への活用に期待 2021-02-26 京都大学 後藤慎平 医学研究科特定准教授、金墻周平 同研究員、萩原正敏 同教授らの研究グループは、II型肺胞上皮細胞の一部の特徴を持つ細胞を作成し、この細胞を使用して、アミオダロンの副...
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