大阪大学

腎臓の細胞増殖を促進して機能を高めるD-アミノ酸(D-セリン)の新しい機能を発見 医療・健康

腎臓の細胞増殖を促進して機能を高めるD-アミノ酸(D-セリン)の新しい機能を発見

生体中に微量に存在し、加齢とともに変動するD-アミノ酸のひとつであるD-セリンに、腎臓の細胞増殖を促進して機能維持する作用があることを発見した。
腸管と乳腺はつながっている! ~腸内微生物が母乳中の抗体産生を促す~ 医療・健康

腸管と乳腺はつながっている! ~腸内微生物が母乳中の抗体産生を促す~

母乳中の抗体(免疫グロブリン)が作られるメカニズムを明らかにした。母乳中の抗体は、形質細胞(リンパ球の一つであるB細胞より分化した細胞)から分泌され、母子移行されるタンパク質の一つです。母乳中の抗体産生に関わる形質細胞の大半は、乳腺から遠く離れた腸管に由来していることを明らかにした。
イソギンチャクの体の構造に”相称性の二刀流”を発見 生物工学一般

イソギンチャクの体の構造に”相称性の二刀流”を発見

「タテジマイソギンチャク」に左右相称の個体と放射相称の個体が混在することを発見し、両者の体づくりを共通の仕組みで説明する数理モデルを提案した。
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精子DNAを捨てないで~受精卵における精子染色体の放出防止機構を発見~ 生物化学工学

精子DNAを捨てないで~受精卵における精子染色体の放出防止機構を発見~

マウスを用いて、受精卵には精子染色体の細胞内局在を制御し、余分な卵子染色体とともに極体へ放出されるのを防止する機構が存在することを明らかにした。
全身性エリテマトーデス患者の腸内微生物叢の全体像が明らかに 医療・健康

全身性エリテマトーデス患者の腸内微生物叢の全体像が明らかに

腸内微生物叢由来のゲノム(メタゲノム)に対して次世代シーケンサーによるショットガンシーケンスを行い、微生物情報と全身性エリテマトーデスとの関連を網羅的に探索・同定した。
世界最大の新型コロナウイルス感染症のゲノムワイド関連解析にアジア最大のグループとして貢献 医療・健康

世界最大の新型コロナウイルス感染症のゲノムワイド関連解析にアジア最大のグループとして貢献

コロナ制圧タスクフォースの活動は、国際共同研究グループと共に研究を進めています。世界で最大の新型コロナウイルス感染のホストゲノム研究であるCOVID-19 Host Genetics Initiative に、アジアで最大の研究グループとして参加し、COVID-19の重症化に関わる13箇所の遺伝子多型(バリアント)の発見に貢献した。
精子形成を維持するメカニズムの一端を解明~オートファジーを介した制御機構が明らかに~ 生物化学工学

精子形成を維持するメカニズムの一端を解明~オートファジーを介した制御機構が明らかに~

精巣内のセルトリ細胞と呼ばれる特殊な細胞は将来、精子になる細胞の発達を助ける。セルトリ細胞でオートファジー活性を高くしたマウスでは、精子形成が低下すること、さらに、セルトリ細胞の必須タンパクであるGATA4がオートファジーによって分解されてしまうことを発見した。
ポリジメチルシロキサン製マイクロ流体デバイスを用いた肝臓チップの創薬応用 細胞遺伝子工学

ポリジメチルシロキサン製マイクロ流体デバイスを用いた肝臓チップの創薬応用

ポリジメチルシロキサン製マイクロ流体デバイスに対する薬物収着が、薬物のS+logD値と相関することを見出した。ポリジメチルシロキサン製マイクロ流体デバイスで培養した肝細胞が、ポリスチレン製プレートで培養したヒト肝細胞と同程度の機能を有していることを確認した。
遺伝子の構造が「密」になると遺伝子の働きが抑制される 細胞遺伝子工学

遺伝子の構造が「密」になると遺伝子の働きが抑制される

「遺伝子の働く強さを調節する仕組み」をヒトの細胞を使って解明した。遺伝子が巻き付いている円柱状の構造物「ヌクレオソーム」に着目し、超遠心分離機を用いたヌクレオソーム解析法を新たに開発し、数個のヌクレオソームが「密」に集まる時には遺伝子の働きが抑えられ、「疎」に散らばるほど遺伝子が強く働くことが明らかになった。
すべての変異型を逃さない新型コロナウイルス感染症治療薬候補の開発 有機化学・薬学

すべての変異型を逃さない新型コロナウイルス感染症治療薬候補の開発

新型コロナウイルスが感染する際の受容体であるACE2タンパク質を改変してウイルスとの結合力を約100倍にまで高め、抗体製剤と同等の治療効果を持つウイルス中和タンパク質(改変ACE2受容体)を開発した。
「甘草」なのに「甘くない」のはなぜ? 有機化学・薬学

「甘草」なのに「甘くない」のはなぜ?

生薬「甘草」の基原植物を含むマメ科カンゾウ属植物が作る有用成分グリチルリチンの生産性を左右する分子メカニズムの一端を解明することに成功した。
国際共同研究で非アルコール性脂肪性肝疾患のバイオマーカーを同定 医療・健康

国際共同研究で非アルコール性脂肪性肝疾患のバイオマーカーを同定

非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)におけるバイオマーカーの網羅的探索を行い、トロンボスポンジン2が有用な診断・予後予測の非侵襲的バイオマーカーとなることを証明した。
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