熊本大学

心不全病態の進行を抑制する新規RNAを同定~新たな治療法の開発に期待~ 医療・健康

心不全病態の進行を抑制する新規RNAを同定~新たな治療法の開発に期待~

心筋細胞に豊富に発現する新規長鎖ノンコーディングRNA(lncRNA)「Caren」を同定し、心不全の原因となる加齢や高血圧などの圧負荷によるストレスによって心筋細胞におけるCarenのRNA量が減少することを解明した。Carenは、ミトコンドリア数増加により心筋細胞のエネルギー代謝増強作用、およびDNA損傷応答活性化の抑制作用を示し、心不全病態の進行に拮抗することを解明した。
白血病の代謝の個性を生み出す仕組みを解明~代謝を標的とした特異性の高い治療戦略の可能性~ 医療・健康

白血病の代謝の個性を生み出す仕組みを解明~代謝を標的とした特異性の高い治療戦略の可能性~

急性骨髄性白血病の一つである赤芽球性白血病では、転写調節タンパク質であるLSD1が多く存在していることがわかった。赤芽球性白血病細胞において、LSD1は解糖系やヘム合成に関わる遺伝子の発現を促進し、特徴的な代謝の個性を生み出していることを見出した。
凝集したタンパク質を元に戻す分子Hsp104の構造を解明 有機化学・薬学

凝集したタンパク質を元に戻す分子Hsp104の構造を解明

細胞内で凝集したタンパク質を再生する分子Hsp104の構造を明らかにした。
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新たな除草剤候補化合物クマモナミドを発見 有機化学・薬学

新たな除草剤候補化合物クマモナミドを発見

放線菌に由来する天然化合物クマモナミドを発見し、全合成法を確立してさまざまな誘導体を合成し、強力な除草活性を持つ化合物KANDを開発した。クマモナミドおよびKANDは植物細胞に必要な細胞内構造物である微小管を壊す活性を持ち、既知の除草剤とは異なる作用機序を持つことを発見した。
B型肝炎ウイルスを簡便で迅速かつ高感度に検出する「高感度抗原定量検査法」を開発 有機化学・薬学

B型肝炎ウイルスを簡便で迅速かつ高感度に検出する「高感度抗原定量検査法」を開発

B型肝炎ウイルス再活性化モニタリング検査への導入に期待2021-03-22 熊本大学,名古屋市立大学,日本医療研究開発機構研究のポイント B型肝炎ウイルス(HBV)を検出する新しい検査法「高感度HBコア関連抗原定量検査法」を開発しました。 ...
ケトン体合成の新たな作用を発見~ケトン体合成によるミトコンドリア保護~ 生物化学工学

ケトン体合成の新たな作用を発見~ケトン体合成によるミトコンドリア保護~

2021-02-19 熊本大学,日本医療研究開発機構ポイント ケトン体合成によりミトコンドリアが保護されるメカニズムを解明しました。 新生児期にケトン体合成が活性化される意義を明らかにしました。概要熊本大学大学院生命科学研究部循環器内科学講...
シグナル情報伝達を担うRNA由来の液性因子を発見 ~炎症疾患の新たな核酸医薬開発に期待~ 医療・健康

シグナル情報伝達を担うRNA由来の液性因子を発見 ~炎症疾患の新たな核酸医薬開発に期待~

2021-01-20 東北大学,熊本大学,東京大学,科学技術振興機構ポイント 生体内に存在する「N6-メチルアデノシン(m6A)」がアレルギーなどの炎症を引き起こすことを発見しました。 m6Aをはじめとする修飾ヌクレオシドは、修飾されたRN...
プリオノイドを促進するRNAの形「G4」~新たな神経変性治療ターゲットの発見~ 医療・健康

プリオノイドを促進するRNAの形「G4」~新たな神経変性治療ターゲットの発見~

2021-01-14 熊本大学,日本医療研究開発機構ポイント 遺伝性の神経疾患「脆弱X随伴振戦/失調症候群(FXTAS)」の発症には、原因遺伝子の異常な繰り返し配列が形成するRNAの特殊な構造「グアニン四重鎖構造(G4)」が関与することを明...
生活習慣病を誘導するプロスタグランジン経路の発見 医療・健康

生活習慣病を誘導するプロスタグランジン経路の発見

抗メタボ薬の候補としてアスピリンやEP4拮抗薬の新たな効能に期待2020-10-14 熊本大学,日本医療研究開発機構ポイント プロスタグランジン(PG)E2*1は、発熱や痛みを起こす生理活性脂質であり、アスピリン*2はPGE2産生を抑制する...
新型コロナウイルス感染症の重症化に特徴的なT細胞の異常を発見 医療・健康

新型コロナウイルス感染症の重症化に特徴的なT細胞の異常を発見

2020-10-09 熊本大学,日本医療研究開発機構ポイント 新型コロナウイルス感染症の重症患者肺組織のT細胞の遺伝子解析を行い、重症患者では、T細胞に内在してT細胞の反応を止めるブレーキの分子が働かなくなり、多数のT細胞が過剰に反応してい...
発達期のマウス体性感覚野に見られる自発活動の 空間パターン遷移 生物化学工学

発達期のマウス体性感覚野に見られる自発活動の 空間パターン遷移

2020-09-14 国立遺伝学研究所Developmental Phase Transitions in Spatial Organization of Spontaneous Activity in Postnatal Barrel C...
損傷した筋肉が筋幹細胞を活性化させることを発見~筋疾患の病態解明や創薬開発に期待~ 医療・健康

損傷した筋肉が筋幹細胞を活性化させることを発見~筋疾患の病態解明や創薬開発に期待~

2020-09-04 熊本大学,日本医療研究開発機構ポイント 肉離れ等で損傷した筋肉を再生するためには、筋幹細胞の活性化、増殖、筋分化という3つのステップが必要です。しかし、最初のステップである筋幹細胞の活性化のメカニズムについては、ほとん...
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