筑波大学

油分解細菌の集団は表面積を広げて油分解効率を高める 生物工学一般

油分解細菌の集団は表面積を広げて油分解効率を高める

2023-08-22 筑波大学海洋に広く存在する油分解性の細菌は、油水界面上に強く付着しながら集団で密集して生育することで、油界面の屈曲を生じさせることを発見しました。これにより油水界面の面積を拡大させ、より多くの細胞が直接油に接触できるよ...
軽運動の前頭前野機能向上効果は瞳に映る 医療・健康

軽運動の前頭前野機能向上効果は瞳に映る

2023-07-12 京都大学ヨガやウォーキングのような非常に軽い運動でも、運動をすると短時間で気分が好転し、脳の前頭前野が関わる実行機能(目標に向かって行動や意識を制御する能力)が高まることが明らかになってきました。しかし、運動中にヒトの...
難治性悪性脳腫瘍の中性子捕捉治療に有望な薬剤の開発~従来の1/50の投与量で高い腫瘍治療効果を実現~ 有機化学・薬学

難治性悪性脳腫瘍の中性子捕捉治療に有望な薬剤の開発~従来の1/50の投与量で高い腫瘍治療効果を実現~

2023-07-12 京都大学鈴木実 複合原子力科学研究所教授、中村浩之 東京工業大学教授、川端信司 大阪医科薬科大学准教授、中井啓 筑波大学准教授らの研究グループは共同で、悪性脳腫瘍に高い治療効果を有する中性子捕捉療法用新規ホウ素薬剤PB...
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コロナ禍で5歳児に約4か月の発達の遅れ~3歳、5歳ともに発達の個人差拡大~ 医療・健康

コロナ禍で5歳児に約4か月の発達の遅れ~3歳、5歳ともに発達の個人差拡大~

2023-07-11 京都大学多くの既存研究は、コロナ禍が就学児の学力などに負の影響を与えることを示唆しています。しかし、コロナ禍が乳幼児の発達にどのような影響を与えたのかは、これまでほとんど分かっていませんでした。佐藤豪竜 医学研究科助教...
ヒトの痛覚制御と共通の脳メカニズムを昆虫に発見 生物工学一般

ヒトの痛覚制御と共通の脳メカニズムを昆虫に発見

2023-07-06 国立長寿医療研究センター,筑波大学研究成果のポイント ヒトやマウスの痛覚制御に重要な「下行性痛覚抑制」をショウジョウバエに発見した。 ハエの下行性痛覚抑制に哺乳類と共通の分子経路が関わることも明らかにした。 哺乳類以外...
バイオマス増加をもたらすF1雑種における代謝物の変化を解明 生物化学工学

バイオマス増加をもたらすF1雑種における代謝物の変化を解明

2023-06-20 筑波大学雑種強勢は、異なる種あるいは系統を掛け合わせてできたF1雑種が、その両親よりも旺盛な生育を示す生命現象です。今現在流通している多くの農作物においても、これを利用したF1品種が栽培されています。しかしながら、雑種...
パーキンソン病における αシヌクレイン新規リン酸化の病態を発見 ~パーキンソン病の新しいメカニズムの解明~ 医療・健康

パーキンソン病における αシヌクレイン新規リン酸化の病態を発見 ~パーキンソン病の新しいメカニズムの解明~

2023-06-01 新潟大学,科学技術振興機構,筑波大学,永生病院ポイント 小型魚類とヒト試料を用いてαシヌクレインの新規リン酸化を見いだした。 αシヌクレインT64リン酸化がパーキンソン病において増加する。 αシヌクレインT64リン酸化...
アミノ酸のホモキラリティ獲得の分子機構を解明 ~量子化学計算で生命の起源を探る~ 生物化学工学

アミノ酸のホモキラリティ獲得の分子機構を解明 ~量子化学計算で生命の起源を探る~

2023-03-28 筑波大学,科学技術振興機構地球上の生物はアミノ酸を重要な構成要素としていますが、鏡像関係にある2つの異性体(L体とD体)のうち、L体のアミノ酸のみを使用しています(ホモキラリティ)。一方、アミノ酸を人工的に化学合成した...
細菌の薬剤耐性化の原因となる新たな因子とその発現メカニズムの発見 有機化学・薬学

細菌の薬剤耐性化の原因となる新たな因子とその発現メカニズムの発見

2023-03-27 筑波大学,京都産業大学,科学技術振興機構薬剤耐性菌は私たち人類にとって大きな脅威の1つであり、これを制御するためには、薬剤耐性機構の理解が必要です。ARE-ABCFは、抗菌薬に対する耐性の発現に関係するたんぱく質で、多...
スギ全染色体の塩基配列解読に成功~無花粉品種の効率開発や気候変動影響の高精度予測可能に~ 細胞遺伝子工学

スギ全染色体の塩基配列解読に成功~無花粉品種の効率開発や気候変動影響の高精度予測可能に~

2023-03-01 森林総合研究所,基礎生物学研究所ポイント・スギの全染色体をカバーする参照ゲノム配列を染色体の端から端まで正確に構築・無花粉など有用な品種の開発・育成が加速・気候変動の針葉樹への影響を正確に予測可能概要国立研究開発法人森...
植物間コミュニケーションの仕組みを解明~受容した香りを防御物質に変える遺伝子発見~ 生物環境工学

植物間コミュニケーションの仕組みを解明~受容した香りを防御物質に変える遺伝子発見~

2023-02-28 京都大学昆虫に食べられた植物は香り物質を発散します。被害を受けた植物から発散された香り物質は、危険を知らせる「警戒情報」として近くの健全な植物に取り込まれます。この香り物質(警戒情報)を取り込んだ健全な植物は、前もって...
川や池の水を汲むだけで生息する水生昆虫相が判る時代に大きく前進 〜世界的に希求されてきた昆虫類のDNAバーコーディング解析における 汎用性遺伝マーカーを開発(環境DNA解析への応用も期待, 陸生昆虫にも適用可能)〜 細胞遺伝子工学

川や池の水を汲むだけで生息する水生昆虫相が判る時代に大きく前進 〜世界的に希求されてきた昆虫類のDNAバーコーディング解析における 汎用性遺伝マーカーを開発(環境DNA解析への応用も期待, 陸生昆虫にも適用可能)〜

2023-01-20 信州大学,筑波大学,基礎生物学研究所,京都大学【研究成果のポイント】 近年,川や池の水を汲むだけで,そこに生息する生物相を網羅的に究明する環境DNAからのメタゲノム(群集)解析は,世界的にも大きな脚光を浴び,需要が高ま...
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