筑波大学

医療・健康

肺がんの悪性化に伴う分子的変遷の解明~ 肺がんはどうやって悪性化していくのか?~

2023-12-22 東京大学,国立がん研究センター,筑波大学 発表のポイント ◆肺がんの中で一番多いタイプである肺腺がんは、上皮内がんから多段階的に悪性の浸潤がんに進行していきます。 ◆長鎖DNAシークエンスや単一細胞空間オミクス解析など...
細胞遺伝子工学

遺伝子の転写開始点の検出法TSS-seq2を開発~メッセンジャーRNAの5’末端を高い特異性で検出~

2023-11-28 東京大学,京都大学,奈良先端科学技術大学院大学,筑波大学,名古屋大学 発表のポイント ◆ゲノムDNAから遺伝子を読み取る開始位置である転写開始点(TSS)を検出するTSS-seq2法を開発し、4種類の植物の転写開始点の...
生物環境工学

森林限界と南限地のダケカンバ苗木の生存率・成長率の低下はメカニズムが異なる

2023-11-10 筑波大学 ダケカンバは日本の高山に生育する樹木です。国内11カ所から収集した苗木の生育試験をしたところ、森林限界と分布南限地由来の苗木の生存率や成長は他の苗木より低くなりました。森林限界地は気候条件、南限地は遺伝的特性...
ad
有機化学・薬学

単一の制御因子を用いて植物ステロイド成分蓄積の短期間での誘導に成功~「植物バイオものづくり」の新手法として期待~

2023-11-01 富山大学,理化学研究所,筑波大学 ■ポイント ・多数の合成酵素遺伝子※1の働きを統括する司令塔役の制御因子 PhERF1 を園芸植物ペチュニアの葉において機能増強することで、植物ステロイド成分※2の蓄積を短期間で誘導す...
生物化学工学

生涯を渓流で過ごすサワガニなのに,「海流分散」の歴史あり! 陸・海の2つのルートで分布拡大,そして新天地での2次的接触 複数の未記載種(新種)を新たに発見!

2023-10-10 信州大学,筑波大学,基礎生物学研究所 【研究成果のポイント】 ・サワガニ(沢蟹)は淡水に生息する甲殻類で,日本列島広域に生息(北海道には非分布) ・日本列島のサワガニの分布域を網羅するような遺伝子解析により,系統進化史...
生物環境工学

画像解析AIを利用して植物の環境応答解析システムを開発~牧野富太郎博士の命名した植物の頑健性を解明~

2023-09-28 京都大学 工藤洋 生態学研究センター教授および清水健太郎 横浜市立大学客員教授(兼:チューリッヒ大学教授)、島原佑基 エルピクセル株式会社取締役、田中健太 筑波大学准教授、清水(稲継)理恵 チューリッヒ大学グループリー...
生物化学工学

中性子結晶構造解析によって酵素ラジカル反応中間体の詳細構造を初めて解明~酵素を効率的に働かせるための“手品のタネ明かし”~

2023-09-20 大阪医科薬科大学,大阪大学,量子科学技術研究開発機構,筑波大学,茨城大学,理化学研所,J-PARCセンター,総合科学研究機構,茨城県 研究のポイント 酵素反応で生じるラジカル中間体の中性子結晶構造解析に世界に先駆けて成...
生物工学一般

油分解細菌の集団は表面積を広げて油分解効率を高める

2023-08-22 筑波大学 海洋に広く存在する油分解性の細菌は、油水界面上に強く付着しながら集団で密集して生育することで、油界面の屈曲を生じさせることを発見しました。これにより油水界面の面積を拡大させ、より多くの細胞が直接油に接触できる...
医療・健康

軽運動の前頭前野機能向上効果は瞳に映る

2023-07-12 京都大学 ヨガやウォーキングのような非常に軽い運動でも、運動をすると短時間で気分が好転し、脳の前頭前野が関わる実行機能(目標に向かって行動や意識を制御する能力)が高まることが明らかになってきました。しかし、運動中にヒト...
有機化学・薬学

難治性悪性脳腫瘍の中性子捕捉治療に有望な薬剤の開発~従来の1/50の投与量で高い腫瘍治療効果を実現~

2023-07-12 京都大学 鈴木実 複合原子力科学研究所教授、中村浩之 東京工業大学教授、川端信司 大阪医科薬科大学准教授、中井啓 筑波大学准教授らの研究グループは共同で、悪性脳腫瘍に高い治療効果を有する中性子捕捉療法用新規ホウ素薬剤P...
医療・健康

コロナ禍で5歳児に約4か月の発達の遅れ~3歳、5歳ともに発達の個人差拡大~

2023-07-11 京都大学 多くの既存研究は、コロナ禍が就学児の学力などに負の影響を与えることを示唆しています。しかし、コロナ禍が乳幼児の発達にどのような影響を与えたのかは、これまでほとんど分かっていませんでした。 佐藤豪竜 医学研究科...
生物工学一般

ヒトの痛覚制御と共通の脳メカニズムを昆虫に発見

2023-07-06 国立長寿医療研究センター,筑波大学 研究成果のポイント ヒトやマウスの痛覚制御に重要な「下行性痛覚抑制」をショウジョウバエに発見した。 ハエの下行性痛覚抑制に哺乳類と共通の分子経路が関わることも明らかにした。 哺乳類以...
ad
タイトルとURLをコピーしました