2024-07-08 東京大学
東京大学大学院情報理工学系研究科の竹内昌治教授と小田悠加特任助教・清水直人大学院生(研究当時)らを中心とした研究グループは、微生物を使って小さな構造体を動かす手法を開発しました。
研究グループが創作したかご状トラップに入った微生物クラミドモナスが自身の鞭毛を自在に動かしながらも安定した動きをする様子が観察できました。このことは、生物物理学分野の分析ツールへの発展や環境モニタリングなどの活用へのヒントとなるなど、幅広い展開が期待できます。
この研究成果は、米国東部夏時間2024年7月8日中に国際学術誌「Small」にオンライン掲載されます。
論文情報
Haruka Oda, Naoto Shimizu, Yuya Morimoto, Shoji Takeuchi, “Harnessing the Propulsive Force of Microalgae with Microtrap to Drive Micromachines,” Small, doi:10.1002/smll.202402923.