5G遠隔手術により大陸間ロボット手術を成功(SYSU medical team performs transcontinental 5G robotic surgery)

中山大学(Sun Yat-sen University)附属第一病院の泌尿器科学主任・陳凌武教授は、2025年11月14日、ドイツ・ハンブルクで開催された German Congress of Robotic Urology(DRUS 2025)において、ドイツから中国・北京の患者へ向けた 5G遠隔操作ロボット前立腺全摘術 を成功させた。通信距離約12,000kmにもかかわらず、平均遅延は125ミリ秒と安定し、90分間の手術を精密に遂行。尿道前方構造・両側内骨盤筋膜・尿道長の最大限温存など高度な手技を披露し、腫瘍制御と術後の尿禁制維持を両立した。この手術は ドイツから中国への泌尿器遠隔ロボット手術として世界初 と評価され、欧州の専門家からも高い称賛を受けた。中山大学は中国国内でも多数の5Gロボット遠隔手術を実施しており、今回の成果は国境を越えた医療資源共有と遠隔医療モデル構築に向けた「中国発ソリューション」の象徴的成功とされる。