新規ECMOシステム「バイオセーバー®」が保険収載

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2025-12-05 国立循環器病研究センター

国立循環器病研究センターとニプロ株式会社が共同開発した新規ECMOシステム「バイオセーバー®」が、2025年9月に製造販売承認を取得し、同年11月1日に保険収載された。本システムは、重症循環不全・呼吸不全患者に対し、体外式膜型人工肺(ECMO)治療として一時的に循環・呼吸機能を補助する医療機器である。高い耐久性と血液適合性を備えた膜型人工肺「バイオキューブ®」、遠心ポンプ「バイオフロート®」、ヘパリンコーティング回路により、最長14日間の連続使用を可能とした。小型・軽量の専用コンソールは高い可搬性と安全監視機能を備え、院内外搬送時の安全性向上と医療従事者の負担軽減に寄与する。本成果はECMO治療の安全性・実用性を高め、重症患者の治療成績向上が期待される。

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医療・健康
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