生物環境工学

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世界各地の透明な湖で糸状藻類が異常繁茂-原因の仮説を提案

透明度が高い湖の底が、緑色の糸状藻類に覆われる現象が世界中で広がっている。湖沼で生じている糸状藻類異常繁茂の原因について議論し、世界で初めて3つの仮説を提案した。
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マリモ巨大化の謎に迫る~阿寒湖のマリモを育む微生物たち~

大きさの異なるマリモの内部に生息しているバクテリアの種類を比較研究することで、阿寒湖のマリモが巨大化できることの謎に迫った。
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「大量打ち上げ」から考えるマリモの秘密

大量打ち上げは、近年では1995年、2002年、2007年、2013年に起きていて、5〜9年周期でみられる現象。打ち上げは、マリモの生活史(一生)のなかで起こる自然現象であり、チュウルイ湾のマリモの集団を維持する上で重要なものです。
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国際宇宙ステーションの「きぼう」日本実験棟で約6年間、宇宙放射線に曝露された精子からマウスの作出に成功

国際宇宙ステーション(ISS)で5年10か月間I保存したマウスのフリーズドライ精子から健康なマウスを多数作出することに成功した。宇宙放射線に長期間被ばくした精子で受精した胚は、地上で同期間保存した精子で受精した胚に比べ、わずかに質が低下する傾向が見られたが、次世代には影響がありませんでした。
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植物病原菌の宿主を決める因子の発見~土壌病害に対する新たな防除法開発に期待~

土壌病原菌フザリウム(Fusarium oxysporum)から、宿主を決める因子を発見した。
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主婦考案!室内の鉢植えバラを美しく保つ「上方照射法」(根元から上向きに光をあててもバラは美しく咲く)

室内でのバラ管理において、上方照明が有効であることを明らかにした。根元から光をあてることによって、葉の老化が抑制され、開花が促進された。
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海底生態系の回復を導く細菌のパートナーシップを発見~沿岸域海底の環境保全に役立てる~

東日本大震災の津波によって打ち上げられた海底堆積物を試料に、硫黄成分のやり取りに関わる細菌同士の協力関係(パートナーシップ)を明らかにし、海底の嫌気生態系が持つ有機物の分解機能が回復していく過程を解明した。
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やんばるでは、地上性のマングースが飛べる鳥にも悪影響を及ぼしていた

沖縄島北部の森林地帯(やんばる)において、この島にしか⽣息しない固有⿃類3種の保全のためには、マングースの防除が極めて重要であることを明らかにした。
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微生物生態系の安定性を俯瞰できる新手法~腸内細菌叢の変動予測や制御への応用に期待~

多種の生物がつくる生態系の安定性の変化を俯瞰的に捉えるためのデータ解析手法を開発した。
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太るのも楽じゃない 毎日20時間以上を深海での餌採りに費やすキタゾウアザラシ

小さな深海魚を餌とするキタゾウアザラシの雌が、繁殖に必要な脂肪を体内に蓄えて「太る」ためには、1日のほとんどを餌採りに費やさなければならないことを明らかにした。
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農作物を食べた野生ニホンジカは早く成熟する~ 農作物の採食が更なる農業被害を招く~

野生ニホンジカの成熟が農作物を食べることで早まることを、シカの骨コラーゲンの窒素安定同位体の比率(δデルタ15N値2))の解析から明らかにした。シカの農地侵入防止対策や農作物を食害する個体の駆除が、現在のみならず将来の農業被害の抑制にも有用であることを示す。
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相模湾から新種のクモヒトデ発見:隠れた生物多様性

神奈川県三浦半島沖の水深90~140 mより、新種のクモヒトデを発見した。本種の形態学的な研究を行った結果、これまで90年前に1例の記録しかないコンジキクモヒトデ属のクモヒトデであり、幼体を産む生態を持つことが明らかとなった。
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