2021-12-09

全ゲノム解析等の網羅的ゲノム解析による消化器神経内分泌がんの病態解明 医療・健康

全ゲノム解析等の網羅的ゲノム解析による消化器神経内分泌がんの病態解明

日米欧のサンプルを用いて全ゲノム解析等の解析を行い、難治がんである消化器神経内分泌がん(NEC)を対象に、その発がんメカニズムを解明しました。
筋ジストロフィーのゲノム編集治療を目指したLNP-mRNA輸送システムの開発 細胞遺伝子工学

筋ジストロフィーのゲノム編集治療を目指したLNP-mRNA輸送システムの開発

ゲノム編集治療に利用可能なLNP輸送システムを開発し、筋ジストロフィーモデルマウスにゲノム編集治療を行うことに成功しました。
表層糖鎖パターン解析による細胞外小胞の多様性評価~糖鎖を改変し、細胞との相互作用を制御する~ 生物化学工学

表層糖鎖パターン解析による細胞外小胞の多様性評価~糖鎖を改変し、細胞との相互作用を制御する~

新規細胞間情報伝達機構や生体由来のナノキャリアとして注目されている細胞外小胞(Extracellular vesicles; EV)について、その表層糖鎖のパターンがEVの多様性の指標となり得ること、そしてEVの細胞間相互作用に重要なことを明らかにしました。
腸内微生物叢の全ゲノムシークエンス解析により、自己免疫疾患患者の腸内ウイルスの特徴が明らかに 医療・健康

腸内微生物叢の全ゲノムシークエンス解析により、自己免疫疾患患者の腸内ウイルスの特徴が明らかに

腸内微生物叢由来の全ゲノムシークエンスデータから腸内ウイルス叢情報を取得する解析パイプラインを独自に構築した。特定のバクテリオファージ、細菌に感染するウイルスが、自己免疫疾患患者において減少していることがわかった。CRISPR(Clustered Regularly Interspaced Short Palindromic Repeats)配列を利用した解析によって、自己免疫疾患に関連するウイルスがどのような細菌に感染しているのかを見出した。
小児難治性ネフローゼ症候群に対するリツキシマブ投与後の寛解維持療法の開発 有機化学・薬学

小児難治性ネフローゼ症候群に対するリツキシマブ投与後の寛解維持療法の開発

小児期に発症する難治性頻回再発型/ステロイド依存性ネフローゼ症候群を対象に、多施設共同二重盲検プラセボ対照ランダム化比較試験を先進医療Bの枠組みの中で実施し、免疫抑制薬のひとつであるミコフェノール酸モフェチル(MMF)がリツキシマブ投与後の寛解維持療法として有効であり、安全性も許容範囲内であることを明らかにしました。
病態変異は第二のイオンの通り道を形成する~遺伝性疾患の原因であるイオンの選択的透過の異常のメカニズムを解明~ 生物化学工学

病態変異は第二のイオンの通り道を形成する~遺伝性疾患の原因であるイオンの選択的透過の異常のメカニズムを解明~

細胞膜上には、特定のイオンだけを選択的に透過する種々のイオンチャネルがあり、イオンチャネルの変異は様々な疾患を引き起こします。K+チャネルの一種であるGIRK2の遺伝性変異におけるイオン選択性の異常のメカニズムを検証しました。これまで知られてきたチャネルタンパク質分子中央のイオン透過路だけでなく、第二のイオン透過路が新たに形成され、正常体では透過しないイオンが通過していることがイオン選択性異常の原因であることを明らかにしました。
光で狙いを定めて細胞の生み出す力を弱める技術を開発 生物工学一般

光で狙いを定めて細胞の生み出す力を弱める技術を開発

光遺伝学の技術を応用することで、光照射により細胞の出す力を弱める新たなツール(OptoMYPT)を開発しました。さらに、OptoMYPTを用いてカエル胚の細胞間ではたらく力や、培養細胞における細胞質分裂中の力を操作できることを示しました。本研究のような光を用いた力の操作技術を駆使することで、将来的にはアクチン細胞骨格の関与する様々な発生学的・細胞生物学的現象の理解や、人工臓器の自在なデザインなど、基礎研究から臨床応用まで多面的に貢献することが期待されます。
ad
タイトルとURLをコピーしました