名古屋大学

胃酸抑制剤の結合構造を解析 ~胃酸抑制剤の論理的なドラッグデザインに道~ 有機化学・薬学

胃酸抑制剤の結合構造を解析 ~胃酸抑制剤の論理的なドラッグデザインに道~

2022-05-24 名古屋大学国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学細胞生理学研究センターの阿部 一啓 准教授は、ラクオリア創薬株式会社、南デンマーク大学(デンマーク)、理化学研究所 放射光科学研究センター ゲーレ・クリストフ 研究員、...
時を刻むタンパク質の巧みなアクセル・ブレーキ操作 ― 概日リズムを原子から細胞スケールまで伝える省エネ分子、KaiC 生物化学工学

時を刻むタンパク質の巧みなアクセル・ブレーキ操作 ― 概日リズムを原子から細胞スケールまで伝える省エネ分子、KaiC

2022-05-06 分子科学研究所概要自然科学研究機構分子科学研究所の古池美彦 助教、向山厚 助教、甲田信一 助教、秋山修志 教授、斉藤真司 教授、欧陽東彦 研究員、総合研究大学院大学後期博士課程のDamien Simonさん、名古屋大学...
概日リズムを奏でる時計タンパク質の内部で「2つの歯車」が噛み合う仕組み 生物化学工学

概日リズムを奏でる時計タンパク質の内部で「2つの歯車」が噛み合う仕組み

2022-04-18 分子科学研究所概要自然科学研究機構 分子科学研究所・協奏分子システム研究センターの古池美彦助教、向山厚助教、秋山修志教授、欧陽東彦研究員、総合研究大学院大学・後期博士課程のDamien SIMONさん、名古屋大学大学院...
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線維芽細胞の性質を変えることにより、抗がん剤の効果を増強させる技術を開発 生物化学工学

線維芽細胞の性質を変えることにより、抗がん剤の効果を増強させる技術を開発

難治がんの新規治療法への応用を期待2022-04-13 名古屋大学,日本医療研究開発機構名古屋大学医学部附属病院消化器内科・病院助教 飯田忠、同・病院助教 水谷泰之、名古屋大学大学院医学系研究科消化器内科学・教授 川嶋啓揮、同腫瘍病理学・教...
白血病患者由来異種移植マウスモデルによる難治性急性骨髄性白血病クローンの解明 医療・健康

白血病患者由来異種移植マウスモデルによる難治性急性骨髄性白血病クローンの解明

新たな予後層別化因子、治療標的の同定から治療成績の向上へとつながる期待2022-03-28 名古屋大学,日本医療研究開発機構名古屋大学大学院医学系研究科血液・腫瘍内科学の清井 仁教授、川島 直実助教、名古屋大学医学部附属病院血液内科の石川 ...
子宮平滑筋肉腫の特徴として、細胞周期関連酵素の異常な活性化の同定 有機化学・薬学

子宮平滑筋肉腫の特徴として、細胞周期関連酵素の異常な活性化の同定

新規治療薬としてPLK1およびCHEK1阻害剤の効果が期待2022-03-18 国立がん研究センター,名古屋大学ポイント 不治の病である子宮平滑筋肉腫に効果が期待される新規治療薬候補が同定された。 網羅的な遺伝子発現の解析により、子宮平滑筋...
男性腹圧性尿失禁治療に関する医療機器の国内承認取得のお知らせ 医療・健康

男性腹圧性尿失禁治療に関する医療機器の国内承認取得のお知らせ

サイトリが開発した高度管理医療機器であるセルーション セルセラピーキット SUIについて、男性腹圧性尿失禁治療のための医療機器として、国内製造販売承認を取得しました。
チャネル(膜タンパク質)の開閉モデルの提唱~チャネルの通路を塞ぐ「脂質」が深く影響~ 生物化学工学

チャネル(膜タンパク質)の開閉モデルの提唱~チャネルの通路を塞ぐ「脂質」が深く影響~

ATP(アデノシン三リン酸)放出チャネル(膜タンパク質)として知られるパネキシン1が、脂質に埋まった状態のクライオ電子顕微鏡構造を報告しました。ATPなどイオンよりも大きな分子を通すチャネルの開閉に、脂質が深く関わる可能性が示唆されました。
前がん細胞が正常細胞を駆逐する仕組みを解明 医療・健康

前がん細胞が正常細胞を駆逐する仕組みを解明

ショウジョウバエモデルを用いてスーパーコンペティションのメカニズムを解析しました。前がん細胞はbantamと呼ばれるマイクロRNAの発現上昇を介してTORシグナルを活性化し、これによりタンパク質合成能を高めていることがわかりました。これにより隣接する正常細胞にオートファジーが誘導され、細胞死が起こることがわかりました。正常細胞でオートファジーを阻害すると細胞死が阻害されるだけでなく、前がん細胞の腫瘍化が抑制されたことから、スーパーコンペティションが腫瘍形成に重要な役割を果たしていることがわかりました。
植物の地下での情報のやりとりを発見~地下茎で繋がった植物株間でのコミュニケーション~ 生物化学工学

植物の地下での情報のやりとりを発見~地下茎で繋がった植物株間でのコミュニケーション~

地下茎で繁殖するイネ科植物が、地下茎を介した情報のやりとりにより、不均一な窒素栄養環境に巧みに応答して成長する仕組みを新たに発見しました。栄養繁殖をする野生イネ(オリザ・ロンギスタミナータ)のラメットが、不均一な窒素栄養条件に晒された場合、窒素欠乏側のラメットからの情報を受けて、窒素十分側のラメットで相補的に多くの窒素を吸収・同化し、窒素十分側のラメットの成長を優先させることで、群落として巧みに応答する仕組みを明らかにしました。
脳神経系タンパク質のリン酸化をまるごと理解 医療・健康

脳神経系タンパク質のリン酸化をまるごと理解

脳神経系のタンパク質リン酸化データベースであるKANPHOSを公開しました。データ駆動型研究の基盤となるタンパク質リン酸化の情報を提供するとともに、webツールや関連データベースを用いて、それらタンパク質・シグナルネットワークが関与する生理機能や関連疾患の情報を容易に引き出せる設計になっています。精神神経疾患の病因・病態の解明や治療戦略の創出などにつながることが期待されます。
肝転移病変における免疫チェックポイント阻害薬に対する新規耐性メカニズムの解明 医療・健康

肝転移病変における免疫チェックポイント阻害薬に対する新規耐性メカニズムの解明

がん組織に存在する制御性T細胞のPD-1タンパク質の発現によって、免疫チェックポイント阻害薬(PD-1/PD-L1阻害薬)の治療耐性が生じることが明らかとなりました。がん組織内の制御性T細胞はPD-1タンパク質を高発現することで治療耐性を引き起こし、組織内の乳酸により、このPD-1発現が誘導されることを新たに発見しました。乳酸を多く産生する肝転移病変などにおいて、免疫チェックポイント阻害薬に耐性化している機序に関与している可能性が示されました。臨床の場で抗PD-1抗体治療によって肝臓転移巣がむしろ増悪することがあることが知られていましたが、その原因の一部が明らかになったと考えられます。
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