生物工学一般 歯から明らかになった「アマミノクロウサギ」と「ケナガネズミ」の食性～固有種の保全には多様な植生環境と生態系が不可欠～
2025-04-03 東京大学,岡山理科大学東京大学大学院新領域創成科学研究科の久保麦野准教授と岡山理科大学恐竜学科の林昭次准教授らの研究チームは、奄美大島固有種であるアマミノクロウサギとケナガネズミの食性を、歯の表面に残る微細な傷(マイク...
東京大学
生物工学一般 
生物工学一般 島暮らしのアマミノクロウサギは「ゆっくり成長」～成熟までの期間が近縁種の5倍、現生哺乳類では世界初の発見～
2025-04-03 岡山理科大学,東京大学岡山理科大学の林昭次准教授と東京大学大学院新領域創成科学研究科の久保麦野准教授らの研究チームは、特別天然記念物であるアマミノクロウサギの骨組織を分析し、この種が近縁種に比べ約5倍の時間をかけて成...
教育 音楽の有効な習得法を脳科学で実証～練習方法の違いにより左脳と右脳の活動が変化～
2025-04-02 東京大学,才能教育研究会東京大学大学院総合文化研究科の酒井邦嘉教授らの研究チームは、才能教育研究会との共同研究で、音楽の練習方法と脳活動の関連性を明らかにしました。中級者が新しいピアノ曲を習得する際、音源を聴く練習...
教育 発達障害など認知的多様性の「見える化」をめざしたアニメーション動画を公開 ～計算論的精神医学と当事者研究の共同創造で多様性理解を深める～
2025-04-02 国立精神・神経医療研究センター,東京大学国立精神・神経医療研究センター(NCNP)と東京大学の研究グループは、発達障害などの認知的多様性を理解しやすくするためのアニメーション動画を制作・公開しました。 この動画は、脳の...
医療・健康 免疫応答に関与するCXCR3およびCXCR7のリガンド認識と下流シグナル選択機構を解明
2025-04-01 東京大学東京大学大学院理学系研究科の研究チームは、エピジェネティックな遺伝子制御に関与するタンパク質複合体PRC1の新たな機能を解明しました。PRC1は、これまで遺伝子抑制に関与するとされていましたが、今回の研究で...
医療・健康 食にまつわるリテラシーと食に対する動機づけ～食事の質および肥満との関連～
2025-03-30 東京大学東京大学大学院医学系研究科の研究チームは、20～69歳の日本人1,055人を対象に、食に関するリテラシーと動機づけが食事の質および肥満に与える影響を調査しました。その結果、食事の質の向上には「調理技術」「健...
医療・健康 カーボン量子ドットが切り拓く「細胞温度計測」:細胞内の微小な温度変化を検出
2025-03-27 大阪大学京都工芸繊維大学、大阪大学、東京大学、広島大学の共同研究チームは、カーボン量子ドット(CQD)を用いた新しい蛍光ナノ温度計を開発しました。CQDは主に炭素から構成され、重金属を含まないため、細胞への毒性が低...
生物工学一般 ゲノムの「暴れ者」トランスポゾンを押さえ込むしなやかな戦略～piRNAの増幅経路が持つもう一つの役割～
2025-03-21 東京大学,東京農工大学東京大学定量生命科学研究所の研究チームは、エンハンサー領域での非コードRNAの転写が、遺伝子の転写量を抑制する新たなメカニズムを発見しました。 エンハンサー上での非コードRNAの転写が、転写因...
医療・健康 網膜の脂質代謝異常が網膜色素変性症を起こす
2025-03-13 東京大学東京大学大学院医学系研究科の研究チームは、脂質代謝酵素PNPLA6が網膜の健康維持に重要な役割を果たし、その機能障害が網膜色素変性症の発症につながることを明らかにしました。 PNPLA6は、網膜色素上皮細胞内...
生物工学一般 ゲノム再編成によるゲノム合成技術で酸に強いトルラ酵母を取得～従来の変異原処理法よりも効率的で遺伝子同定も容易～
2025-03-12 東京大学東京大学大学院総合文化研究科の研究グループは、DNA切断酵素を直接細胞に導入し、ゲノムを再編成する「TAQing2.0技術」と従来の変異原処理法を用いて、pH1.8という強酸性条件下で生育可能なトルラ酵母を取...
医療・健康 ジャンプ動作中の「脚のバネ」を調節する筋肉と腱の連携メカニズム
2025-03-12 東京大学東京大学大学院総合文化研究科の研究チームは、連続ジャンプ(ホッピング)中の腓腹筋(ふくらはぎの筋肉)の筋線維と腱組織の連携メカニズムを解明しました。 筋線維が力の増加に逆らって短縮する「負のスティッフネス」効...
有機化学・薬学 第二世代結晶スポンジ法～中分子創薬化合物を標的に「簡便・汎用」な構造解析を実現～
2025-03-06 東京大学東京大学の研究チームは、かご型分子を結晶内に固定化した新しい「第二世代結晶スポンジ法」を開発し、従来法の制限を克服しました。この手法により、高極性分子や分子量1,000を超える中分子の構造解析が可能となり、特...