森林総合研究所

東日本のカシノナガキクイムシの由来を遺伝情報により解明~ナラ枯れがどのように広がったかを理解する手がかり~ 生物環境工学

東日本のカシノナガキクイムシの由来を遺伝情報により解明~ナラ枯れがどのように広がったかを理解する手がかり~

2024-11-26 森林総合研究所,北海道立総合研究機構ポイント ナラ枯れ被害発生に関わるカシノナガキクイムシのDNA分析を行いました。 東日本には複数の遺伝的に異なるグループがあり、近年の被害域拡大はそれぞれのグループの分布拡大による可...
無花粉スギの原因遺伝子を新たに特定~花粉症対策を加速~ 細胞遺伝子工学

無花粉スギの原因遺伝子を新たに特定~花粉症対策を加速~

2023-08-30 森林総合研究所,新潟大学,東京大学,基礎生物学研究所,新潟県ポイント 花粉症対策に光明!スギ花粉の生産に関わる遺伝子を新たに特定 この遺伝子のたった1塩基の変異で花粉ゼロ 無花粉スギの苗木生産の増大につながる成果概要国...
小笠原とハワイのアナドリは、海の上の見えない壁が越えられない~DNA分析が示した隠された固有性~ 生物化学工学

小笠原とハワイのアナドリは、海の上の見えない壁が越えられない~DNA分析が示した隠された固有性~

2023-04-11 森林総合研究所ポイント 広域分布種のアナドリのDNA分析の結果、小笠原のアナドリは他国の集団とは85万年も前に分岐した固有性の高い集団だとわかった。 ハワイのアナドリは、隣接する小笠原よりもむしろ大西洋の集団と近縁だっ...
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ニホンジカの過去10万年の個体数増減を解明~人間の捕獲による管理が増減を決める~ 生物環境工学

ニホンジカの過去10万年の個体数増減を解明~人間の捕獲による管理が増減を決める~

2023-04-04 森林総合研究所ポイントニホンジカの歴史的な増減を推定した結果、現在のシカは過去10万年で最大あるいはそれに近い水準まで増加していることが明らかになりました。増加の要因は、気候変動や上位捕食者の絶滅よりも、人間による捕獲...
スギ全染色体の塩基配列解読に成功~無花粉品種の効率開発や気候変動影響の高精度予測可能に~ 細胞遺伝子工学

スギ全染色体の塩基配列解読に成功~無花粉品種の効率開発や気候変動影響の高精度予測可能に~

2023-03-01 森林総合研究所,基礎生物学研究所ポイント・スギの全染色体をカバーする参照ゲノム配列を染色体の端から端まで正確に構築・無花粉など有用な品種の開発・育成が加速・気候変動の針葉樹への影響を正確に予測可能概要国立研究開発法人森...
スズメの子育て労働を巡る夫婦間での駆け引きの解明 ~つがい外父性と種内托卵は鳥類の複雑な繁殖戦略を読み解く鍵~ 生物環境工学

スズメの子育て労働を巡る夫婦間での駆け引きの解明 ~つがい外父性と種内托卵は鳥類の複雑な繁殖戦略を読み解く鍵~

2023-02-14 北海道大学,森林総合研究所,認定NPO法人バードリサーチポイント 集団で繁殖するスズメの巣にはオスとメス双方の親と血縁関係にないヒナが含まれることを発見。 親は巣の中に含まれる非血縁のヒナが増えると子育て労働を減少させ...
準絶滅危惧種オオミズナギドリの頭部のない死骸はネコの捕食によるものだった~DNA分析による科学的エビデンス~ 生物環境工学

準絶滅危惧種オオミズナギドリの頭部のない死骸はネコの捕食によるものだった~DNA分析による科学的エビデンス~

2022-09-27 森林総合研究所ポイント 準絶滅危惧種オオミズナギドリの大規模繁殖地である御蔵島では、オオミズナギドリの頭部のない死骸が頻繁に目撃されています。 オオミズナギドリの死骸の傷口に残るDNAを調べたところ、複数の死骸からネコ...
梅雨どきに大量発生するコバエは新種だった 生物化学工学

梅雨どきに大量発生するコバエは新種だった

2022-09-15 森林研究・整備機構 森林総合研究所ポイント 岐阜県や静岡県などで梅雨の時期に大量発生する不快害虫の正体はよくわかっていなかった。 形態的特徴と遺伝情報から、この不快害虫がクロバネキノコバエ類の新種であることを明らかにし...
野外のイエネコとクマネズミから明らかになったトキソプラズマ感染のホットスポット ~牛舎のネコ管理がカギ?~ 医療・健康

野外のイエネコとクマネズミから明らかになったトキソプラズマ感染のホットスポット ~牛舎のネコ管理がカギ?~

2022-09-05 東京大学 発表者 岡田 その (東京大学大学院農学生命科学研究科生圏システム学専攻 大学院生(当時))所司 悠希 (東京大学大学院農学生命科学研究科獣医学専攻 大学院生)高島 康弘 (岐阜大学応用生物科学部共同獣医学科...
植物細胞壁は葉から吸収された水でもできている~二種類の重水を用いた新手法により発見~ 生物化学工学

植物細胞壁は葉から吸収された水でもできている~二種類の重水を用いた新手法により発見~

2022-06-15 森林研究・整備機構 森林総合研究所ポイント 細胞壁の主成分であるセルロースの酸素と水素は従来根から吸収された水が起源であると考えられてきました。 本研究では、スギ苗木の根および葉からそれぞれ異なる重水を吸収させる実験を...
外来害虫クビアカツヤカミキリは侵入地域間で遺伝的に異なる~複数回の侵入によって急速に分布が広域化~ 生物環境工学

外来害虫クビアカツヤカミキリは侵入地域間で遺伝的に異なる~複数回の侵入によって急速に分布が広域化~

2022-05-19 森林研究・整備機構 森林総合研究所ポイント クビアカツヤカミキリは海外から持ち込まれた外来の樹木害虫で、幼虫がサクラやモモなどの幹を食害し、被害が深刻になると木を枯死させることがあります。 国内の主な分布地域間で、クビ...
無花粉スギの苗木だけを量産する革新的技術を開発 ~DNA鑑定と組織培養で花粉症対策に貢献~ 生物工学一般

無花粉スギの苗木だけを量産する革新的技術を開発 ~DNA鑑定と組織培養で花粉症対策に貢献~

2022-02-28 森林総合研究所,新潟大学,新潟県森林研究所,株式会社ベルディポイント 無花粉スギを簡易にDNA鑑定で識別する方法を取りまとめて公開しました。 DNA鑑定と組織培養により無花粉スギ苗だけを量産する技術を確立し公開しました...
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