生理学研究所

大脳皮質の最も深い場所にある神経細胞が 経験に応じて変化することが明らかに 生物工学一般

大脳皮質の最も深い場所にある神経細胞が 経験に応じて変化することが明らかに

2023-02-21 生理学研究所一般的に大脳皮質の神経細胞は、生後発達期の経験に応じてその機能が調整され、育った環境に適応すると考えられています。しかし、大脳皮質の最も深い場所である6b層の神経細胞も経験によって機能が変化するかについては...
脳傷害後の神経再生を促す 超分子バイオマテリアルの開発に成功 医療・健康

脳傷害後の神経再生を促す 超分子バイオマテリアルの開発に成功

2023-02-02 生理学研究所名古屋市立大学大学院医学研究科脳神経科学研究所の澤本和延教授(生理学研究所兼任)、大野雄也(同大学院博士課程4年)、中嶋智佳子(同特任助教)、および同志社大学脳科学研究科の金子奈穂子教授らの研究グループは、...
イオンチャネルの隠されたモードを発見~Two-pore channelが膜電位と化合物の両方に対応するための 分子メカニズム~ 生物化学工学

イオンチャネルの隠されたモードを発見~Two-pore channelが膜電位と化合物の両方に対応するための 分子メカニズム~

2023-02-03 生理学研究所私たちの細胞は、多様なシグナルを用いて情報を処理しています。中でもイオンチャネルは、イオンを通すことで細胞の電気的信号を生み出す、生命活動に不可欠なたんぱく質です。イオンチャネルの一つであるTwo-pore...
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傷の治りに関わる新たなメカニズムを発見 ~皮膚細胞機能がクロライドイオンにより制御される~ 医療・健康

傷の治りに関わる新たなメカニズムを発見 ~皮膚細胞機能がクロライドイオンにより制御される~

2023-01-31 生理学研究所内容皮膚の傷が治る際には、皮膚表面の細胞である表皮細胞が増殖・移動して傷口を埋めることが重要です。これまでこのような細胞の機能には温度感受性TRPチャネルの1つであるTRPV3が関与することが知られていまし...
末梢循環障害後の血流回復を促すメカニズムを解明~末梢動脈閉塞疾患の新たな治療薬開発へ期待~ 医療・健康

末梢循環障害後の血流回復を促すメカニズムを解明~末梢動脈閉塞疾患の新たな治療薬開発へ期待~

2022-12-16 生理学研究所ポイント 間欠性跛行(※1)を伴う末梢動脈疾患の治療には、血管内皮細胞の活性化による血管新生やその後の血管の動脈化(血管平滑筋細胞の成熟化)が重要であると考えられてきた。 血管平滑筋に発現するTRPC6チャ...
運動指令信号と感覚信号が統合されて運動が作り出される過程を発見~中枢神経系と末梢神経系の大規模神経活動記録から明らかに~ 医療・健康

運動指令信号と感覚信号が統合されて運動が作り出される過程を発見~中枢神経系と末梢神経系の大規模神経活動記録から明らかに~

2022-11-22 生理学研究所京都大学大学院医学研究科脳統合イメージング分野の梅田達也 准教授(元生理学研究所)と神経生物学分野の伊佐正 教授(元生理学研究所)、東京都医学総合研究所脳機能再建プロジェクトの西村幸男 プロジェクトリーダー...
光刺激は細胞内でどのようにして伝えられるのか? ~ショウジョウバエの視覚で働く新たな脂質分子の発見~ 生物化学工学

光刺激は細胞内でどのようにして伝えられるのか? ~ショウジョウバエの視覚で働く新たな脂質分子の発見~

2022-10-12 生理学研究所内容光を感じることは、あらゆる生物において重要です。光の情報はどのように細胞内で伝えられるのか、何十年も研究されてきましたが、いまだ、情報伝達の鍵となる脂質分子については明らかではありませんでした。今回、自...
体温センサーが温度を感じるメカニズムを発見 ~TRPM2はカルシウムイオンとリン酸化により調節される~ 生物化学工学

体温センサーが温度を感じるメカニズムを発見 ~TRPM2はカルシウムイオンとリン酸化により調節される~

2022-09-12 生理学研究所内容TRPM2は温かい温度で活性化するイオンチャネルですが、TRPM2は体温に保たれた組織および細胞に発現するため、体温付近の温度での機能が何らかのメカニズムで調節されると考えられます。しかし、TRPM2の...
オタマジャクシは生息環境にあわせて嫌いな温度が変化する~進化の過程で逃避行動を変化させる分子メカニズムの解明~ 生物環境工学

オタマジャクシは生息環境にあわせて嫌いな温度が変化する~進化の過程で逃避行動を変化させる分子メカニズムの解明~

2022-08-31 生理学研究所内容体に害を及ぼすような高温を感じとり、逃避する行動応答は、環境の温度変化に対応するために欠かせません。動物は進化の過程で高温の感じ方を変化させ、多様な温度環境に適応していますが、どのように進化の過程で高温...
体の「痛い」を脳から治す~疼痛関連神経回路をターゲットとした神経障害性疼痛の新たな治療戦略~ 医療・健康

体の「痛い」を脳から治す~疼痛関連神経回路をターゲットとした神経障害性疼痛の新たな治療戦略~

2022-07-19 生理学研究所内容神経障害性疼痛1)は耐えがたい痛みが続く難治性疾患です。しかしその治療法は確立されていませんでした。今回、自然科学研究機構 生理学研究所の鍋倉淳一所長、名古屋大学医学研究科分子細胞学竹田育子助教(研究当...
光照射とfMRIでサルの脳内ネットワークを明らかに 〜霊長類におけるオプトfMRI技術に進展〜 生物工学一般

光照射とfMRIでサルの脳内ネットワークを明らかに 〜霊長類におけるオプトfMRI技術に進展〜

2022-06-22 生理学研究所内容脳全体の活動を同時に計測する手法として機能的磁気共鳴画像法(fMRI)が広く用いられていますが、近年、神経細胞の活動を光で制御するオプトジェネティクス(注1)とfMRIを組み合わせた新しい脳機能解析技術...
温泉女将の「おもてなし」を脳科学的に解明 生物工学一般

温泉女将の「おもてなし」を脳科学的に解明

2022-06-14 生理学研究所内容おもてなしとは、接客業における日本独自のこころがけのことですが、このおもてなしに関する脳活動の解明は未だ行われていませんでした。今回、生理学研究所の柿木隆介名誉教授らは、おもてなしに長けた温泉女将の方々...
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