産業技術総合研究所(産総研)

細胞遺伝子工学

非翻訳RNAの発現を予測するAIの開発~ゲノム解析からの疾患理解を促進~

2022-11-22 理化学研究所 理化学研究所(理研)生命医科学研究センター ゲノム解析応用研究チームの小井土 大 特別研究員(研究当時、現 客員研究員、東京大学 大学院新領域創成科学研究科 助教)、寺尾 知可史 チームリーダー、ピエロ・...
生物化学工学

マウス脳微小透析法の温故知新

マウス脳微小透析法(脳マイクロダイアリシス法)と探針エレクトロスプレーイオン化タンデム質量分析(PESI/MS/MS)を組み合わせ、自由行動下マウスの神経伝達物質の濃度変化を1分ごとに観測可能な技術を開発した。
医療・健康

新型コロナウイルス感染症陽性患者を病院外で初期診断するエックス線診療車を開発

遠隔診療機能を装備し感染防護対策されたエックス線診療車(ICXCU)を開発した。
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生物化学工学

母から子への共生細菌の伝達に必須な宿主タンパク質を発見

マルカメムシの母虫が産生する共生細菌カプセルの内容物を分析し、単一の新規な分泌タンパク質が大部分を占めることを発見した。このタンパク質が宿主体外で脆弱な共生細菌を保護することにより、共生細菌の次世代への伝達が可能になっていることを解明した。また、メス成虫の寿命がカプセル産生により短縮することがわかった。
生物環境工学

海底生態系の回復を導く細菌のパートナーシップを発見~沿岸域海底の環境保全に役立てる~

東日本大震災の津波によって打ち上げられた海底堆積物を試料に、硫黄成分のやり取りに関わる細菌同士の協力関係(パートナーシップ)を明らかにし、海底の嫌気生態系が持つ有機物の分解機能が回復していく過程を解明した。
細胞遺伝子工学

マイクロバイオーム解析のための推奨分析手法を開発

マイクロバイオームを次世代シーケンサーで解析するための精度管理用菌体、核酸標準物質(標品)、推奨分析手法を開発した。これらはヒト糞便を対象としたショットガンメタゲノム解析を想定したものであり、推奨分析手法は産業界で広く実施でき、その計測結果の比較互換性が担保できるものである。
生物化学工学

群体動物コケムシにおける異形個虫「鳥頭体」の発生過程

2021-02-26 東京大学 山口 悠(生物科学専攻 修士課程2年生) 広瀬 雅人(北里大学海洋生命科学部 講師) 中村 真悠子(生物科学専攻 博士課程1年生) 宇田川 澄生(生物科学専攻 博士課程2年生) 小口 晃平(産業技術総合研究所...
有機化学・薬学

スマートセル技術により、野生株に対し約30倍高い原料酵素の生産性を実現

体外診断用医薬品向け酵素として、早期の事業化を計画 2021-02-25 産業技術総合研究所 NEDOと旭化成ファーマ(株)、産業技術総合研究所は、植物や微生物の細胞を用いて高機能品を生産するスマートセル技術を活用し、体外診断用医薬品の原料...
有機化学・薬学

IgM抗体を精製するための実用的な技術を開発~新たな医療用抗体の創出へ~

2021-02-09 産業技術総合研究所 ポイント 不安定なIgM抗体の機能を維持したままの精製を、多孔質セラミックス粒子を用いて実現 操作は容易で、精製後の加工に適した高純度のIgMが得られる IgMを活用した診断薬や抗体医薬品の新たな開...
医療・健康

転移性骨腫瘍を治療するための薬剤を内包したナノ複合体を開発~転移性骨腫瘍による骨破壊の抑制に期待~

2021-01-07 産業技術総合研究所 ポイント リン酸カルシウムを介することでカーボンナノホーンと破骨細胞抑制剤を複合化 複合化により薬剤の破骨細胞抑制効果が増加し、少量投与でも高効率な破骨細胞の制御が可能 転移性骨腫瘍部位への少量投与...
生物化学工学

地下で発見、ゲノムが膜で包まれたバクテリア ~新しい門に分類される常識外れの細菌の培養に成功~

2020-12-14 産業技術総合研究所,日本電子株式会社,科学技術振興機構 ポイント 世界中の地下環境に最も多く生息する「門」レベルで新しい細菌群を世界で初めて培養 細菌(原核生物)にもかかわらずゲノムDNAが膜で包まれているという、従来...
生物環境工学

深海掘削により室戸岬沖の海底下生命圏の実態とその温度限界を解明

2020-12-04 産業技術総合研究所 1.発表のポイント 南海トラフ沈み込み帯先端部の海底堆積物環境において、40-50℃と70℃付近の深度区間が、生命(微生物)の存続にとって重要な温度限界域であることを突き止めた。 海底下生命圏の温度...
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