神戸大学

珪藻の光化学系II-集光性色素タンパク質超分子複合体の立体構造解明 有機化学・薬学

珪藻の光化学系II-集光性色素タンパク質超分子複合体の立体構造解明

集光性色素タンパク質の進化を紐解く糸口に2022-04-04 京都大学伊福健太郎 農学研究科教授らは、長尾遼 岡山大学特任講師、加藤公児 同特任准教授、沈建仁 同教授、秋本誠志 神戸大学准教授らの研究グループと共同で、クライオ電子顕微鏡を用...
光合成真核生物で初の光化学系Ⅰ複合体の多量体構造を解明~原核生物から真核生物への進化を解明する糸口に~ 生物化学工学

光合成真核生物で初の光化学系Ⅰ複合体の多量体構造を解明~原核生物から真核生物への進化を解明する糸口に~

2022-03-31 岡山大学,神戸大学,理化学研究所◆発表のポイント 光合成真核藻類である灰色藻由来の光化学系I(PSI)の四量体構造をクライオ電子顕微鏡により決定しました。 PSI単量体間の特殊な相互作用が四量体化の要因であることを明ら...
細胞が作り出すモザイクパターンのパズル~その仕組みを生物学と数学の連携で読み解く~ 生物工学一般

細胞が作り出すモザイクパターンのパズル~その仕組みを生物学と数学の連携で読み解く~

2022-03-28 京都大学カレル・シュワドレンカ 理学研究科准教授、ルダイナ・モハマド 同研究員(現・フィリピン大学助教)、村川秀樹 龍谷大学准教授の研究グループと富樫英 神戸大学助教の研究グループは共同で、細胞が作り出すモザイクパター...
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人工知能による酵素の発見:代謝のミッシングリンクを解読して医薬品を製造する 医療・健康

人工知能による酵素の発見:代謝のミッシングリンクを解読して医薬品を製造する

2022-03-24 医薬基盤・健康・栄養研究所この度、弊所AI健康・医薬研究センターの荒木通啓副センター長らの研究グループは、神戸大学大学院科学技術イノベーション研究科のChristopher. J. Vavricka准教授、東京電機大学...
常識を覆す糖の再排出メカニズムの発見~代謝スパイスへの応用~ 有機化学・薬学

常識を覆す糖の再排出メカニズムの発見~代謝スパイスへの応用~

大腸菌が一度取り込んだグルコースを、グルコース6リン酸にして菌体外に再放出するという新たなメカニズムを発見しました。このメカニズムを基に代謝工学と細胞表層工学を組み合わせることで、目的物質の生産量を向上させる新たな技術の開発に成功しました。
頭頸部がんの術後補助療法の新たな標準治療を確立~標準治療の普及と予後の改善を期待~ 医療・健康

頭頸部がんの術後補助療法の新たな標準治療を確立~標準治療の普及と予後の改善を期待~

術後再発リスクの高い頭頸部がん患者さんを対象に、従来の標準治療(シスプラチン3週毎+放射線治療)に対して、シスプラチン毎週投与+放射線治療の非劣性を世界で初めて検証しました。全生存期間の非劣性が証明され、副作用がより軽いことがわかりました。
ヒト脳オルガノイドがもちうる意識の問題を検討し、研究上の倫理的枠組みを提案 細胞遺伝子工学

ヒト脳オルガノイドがもちうる意識の問題を検討し、研究上の倫理的枠組みを提案

ヒト脳オルガノイドとは、多能性幹細胞(ES細胞やiPS細胞)から分化誘導された、生体と類似の構造を持つ三次元脳組織のことである。本研究では、「ヒト脳オルガノイドが意識をもつにもかかわらず、意識はないとみなし、モノとして扱うことによって生じうる被害をできるだけ避けるべき」という予防原則を採用する。説得力のある意識理論のうちの一つでもヒト脳オルガノイドに意識を認めるなら、脳オルガノイドは意識をもつと仮定して研究を進めるべきである。ヒト脳オルガノイドがどのような種類の意識経験をもちうるか、その発達度合いなどから推測する方法論を提示する。
蛍光タンパク質の蛍光強度を維持したまま組織・器官を透明化できる 動植物共通の透明化法開発に成功 生物化学工学

蛍光タンパク質の蛍光強度を維持したまま組織・器官を透明化できる 動植物共通の透明化法開発に成功

動植物共通の組織・器官透明化法iTOMEIの開発に成功しました。従来の透明化方法の各ステップを綿密に見直し、改良を実施することで、蛍光タンパク質の蛍光強度を維持したままで、動植物の組織や器官を透明化できるようになりました。
マクロファージの殺細胞作用を高める新規がん治療標的タンパク質SIRPβ1を発見 医療・健康

マクロファージの殺細胞作用を高める新規がん治療標的タンパク質SIRPβ1を発見

がん細胞を殺傷する能力を持つマクロファージに存在するSIRPαおよびSIRPβ1という膜タンパク質に特異的に結合する抗体を用いることで、マクロファージが活性化され、特定のがん細胞を効率よく排除出来ることを明らかにしました。
小児難治性ネフローゼ症候群に対するリツキシマブ投与後の寛解維持療法の開発 有機化学・薬学

小児難治性ネフローゼ症候群に対するリツキシマブ投与後の寛解維持療法の開発

小児期に発症する難治性頻回再発型/ステロイド依存性ネフローゼ症候群を対象に、多施設共同二重盲検プラセボ対照ランダム化比較試験を先進医療Bの枠組みの中で実施し、免疫抑制薬のひとつであるミコフェノール酸モフェチル(MMF)がリツキシマブ投与後の寛解維持療法として有効であり、安全性も許容範囲内であることを明らかにしました。
東日本大震災の津波が長寿二枚貝ビノスガイの大量死に関与していたことを殻の分析から推定 生物環境工学

東日本大震災の津波が長寿二枚貝ビノスガイの大量死に関与していたことを殻の分析から推定

岩手県船越湾の海底から採取された長寿二枚貝ビノスガイの死殻の年輪解析と放射性炭素年代測定から、2011年3月11日に発生した津波が、ビノスガイの大量死を招いていたことを明らかにしました。
世界初!福山型筋ジストロフィーの患者からiPS細胞を用いて大脳組織を再現 低分子化合物Mn-007投与で糖鎖量が回復することを明らかに 医療・健康

世界初!福山型筋ジストロフィーの患者からiPS細胞を用いて大脳組織を再現 低分子化合物Mn-007投与で糖鎖量が回復することを明らかに

日本特有の小児難病である福山型筋ジストロフィー(FCMD)の患者よりiPS細胞を樹立し、ヒト由来の大脳皮質モデルと骨格筋モデルを世界で初めて作成し、低分子化合物Mn-007が有効である可能性を発表しました。
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