色素性乾皮症の原因遺伝子産物がDNA損傷修復の正確性を保証するメカニズムを解明

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2023-04-20 国立遺伝学研究所

神戸大学バイオシグナル総合研究センターの菅澤 薫教授と情報・システム研究機構 国立遺伝学研究所の花岡文雄所長、米国国立衛生研究所のWei Yang博士らの研究グループは、紫外線や化学発がん物質などによって生じる様々なDNA損傷を修復する過程で、修復の失敗を防いでいる精巧な分子メカニズムの解明に成功しました。今後、がんをはじめとする様々な疾患を防いでいるDNA修復機構のさらなる理解につながることが期待されます。

本研究は、日本学術振興会科学研究費補助金・基盤研究(S) (JP16H06307) 及び基盤研究(B) (JP21H03598) の支援により実施されました。

この研究成果は、4月19日(水)16時(英国時間)に、Nature誌に掲載されました。

色素性乾皮症の原因遺伝子産物がDNA損傷修復の正確性を保証するメカニズムを解明

図: 本研究で明らかになったDNA損傷認識機構のモデル


Lesion recognition by XPC, TFIIH and XPA in DNA excision repair
Jinseok Kim, Chia-Lung Li, Xuemin Chen, Yanxiang Cui, Filip M. Golebiowski, Huaibin Wang, Fumio Hanaoka, Kaoru Sugasawa, and Wei Yang
Nature 2023 April 19 DOI:10.1038/s41586-023-05959-z

詳しい資料は≫

細胞遺伝子工学
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