2025-06-06 国立がん研究センター
国立がん研究センターは、小児・AYA世代(0~29歳)のがん患者に未承認薬「OP-10(ドルダビプロン塩酸塩)」を用いた治療を可能にする「PARTNER試験」を開始。H3K27M変異を持つびまん性神経膠腫など難治性脳腫瘍患者を対象に、安全性と効果を評価する。OP-10は、ドパミン受容体遮断とがん細胞の代謝異常誘導により、がん細胞死を促す。未承認薬ながら、企業の無償提供と国の支援で患者負担を軽減し、治験に参加できない患者にも新たな治療機会を提供する。
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