2025-06-19 浙江大学(ZJU)
浙江大学医学院附属第二病院のチームは、中国初の「閉ループ脊髄神経インターフェース」を61歳の完全対麻痺患者に成功裏に移植し、歩行能力と感覚機能の回復を実現した。このシステムは、16接点の脊髄刺激電極、無線充電式の腹部埋込型刺激装置、筋電信号(EMG)に基づくリアルタイムのフィードバック制御ソフトから構成され、患者の動きに応じた電気刺激を提供することで、自然な歩行を模倣する。手術15日後には立位と歩行が可能になり、2ヶ月で日常生活の移動が自立。排尿・排便制御や下肢感覚も部分的に回復し、損傷神経路の修復可能性が示唆された。これは3.7百万人の脊髄損傷者に希望を与える革新的成果であり、今後さらなる臨床応用が進められる。
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