2026-02-19 国立成育医療研究センター
草加市立病院と国立成育医療研究センターの研究グループは、成人のFPIESにおいて、症状のない非発作期でも胃粘膜に分子レベルの異常が持続していることを世界で初めて解明した。mRNAシーケンス解析の結果、内視鏡・病理で正常とされる胃粘膜において神経シグナルの亢進、獲得免疫関連経路の相対的低下、線維芽細胞や平滑筋関連シグナルの増加を確認。炎症を伴わない“過敏な状態”が持続している可能性が示された。成果は国際誌『Allergy』に掲載され、非侵襲的バイオマーカー開発や診断精度向上への応用が期待される。

【図:成人FPIES における非発作期胃粘膜の神経免疫学的変化】
<関連情報>
成人食物タンパク質誘発性腸炎症候群の臨床および粘膜トランスクリプトームプロファイリング
Clinical and Mucosal Transcriptomic Profiling of Adult Food Protein–Induced Enterocolitis Syndrome
Sho Watanabe, Ayako Sato, Hiroto Seki, Mariko Negi, Tsunehito Yauchi, Kiwako Yamamoto-Hanada, Tatsuki Fukuie, Yukihiro Ohya, Ichiro Nomura
Allergy Published: 26 January 2026
DOI:https://doi.org/10.1111/all.70233

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