エボラウイルス抗原迅速診断キットのPMDAによる国内製造販売承認を取得

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2021-05-18 北海道大学,デンカ株式会社,日本医療研究開発機構

北海道大学の髙田礼人教授(人獣共通感染症リサーチセンター)は、デンカ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:山本学)とエボラウイルス抗原迅速診断キット(製品名:クイックナビ™―Ebola、以下、本キット)の共同開発に取り組んできました。デンカ株式会社は、共同開発した本キットについて、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)による国内製造販売承認を2021年3月18日に取得しました。

今後は、関係官庁、公的機関、研究機関等の協力を仰ぎながら、国内防疫の観点から本キットの活用可能性を検討いたします。また、本キットは診断結果を約10分で判定し、特別な器具や装置を必要としないことから、医療施設が十分に整っていない地域でも有効に使用することができます。そのため、現在でもエボラウイルス病の発生が確認されているアフリカでの感染拡大予防対策にさらに貢献すべく、アフリカ諸国の医療機関への本キットの情報提供を通じて正式供給の可能性を探ると同時に、WHOによる緊急使用承認の2022年取得を目指す予定です。

なお、本キットの開発には、医療分野国際科学技術共同研究開発推進事業地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)による支援が行われました。

関連AMED事業

事業名:医療分野国際科学技術共同研究開発推進事業 地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)
課題名:アフリカにおけるウイルス性人獣共通感染症の疫学に関する研究
研究代表者:高田 礼人
採択および実施年度:平成24年採択~平成29年研究開発終了、平成30年採択~継続中

お問い合わせ先

AMED事業に関すること
日本医療研究開発機構 国際戦略推進部 国際戦略推進課 国際連携推進室

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