2025-02-05 ワシントン大学セントルイス校
A nasal vaccine for COVID-19 – based on technology developed at Washington University in St. Louis – is poised to enter a phase 1 clinical trial in the U.S.
ワシントン大学セントルイス校(WashU)で開発されたCOVID-19経鼻ワクチンが、米国での第1相臨床試験に入る予定です。このワクチンは、鼻や上気道で強い免疫反応を誘導し、ウイルスの体内侵入を防ぐことを目指しています。従来の筋肉内注射ワクチンは重症化や死亡を防ぐ効果がありますが、感染や伝播を完全には防げません。新しい経鼻ワクチンは、吸入および鼻腔内スプレーの2つの投与経路で安全性と有効性を評価します。この技術は、2022年に米国のバイオテクノロジー企業Ocugen社がWashUからライセンスを取得し、米国食品医薬品局(FDA)の承認を経て、国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)が臨床試験を主導します。
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