2022-07-13 名古屋市立大学,生命創成探究センター,分子科学研究所,科学技術振興機構
自然科学研究機構 生命創成探究センターの加藤 晃一 教授(名古屋市立大学/分子科学研究所 兼任)と名古屋市立大学 薬学研究科の矢木 宏和 准教授(生命創成探究センター 兼任)らの研究グループは、特定の糖鎖によって修飾されるたんぱく質に着目し、その分子構造の中に組み込まれた糖鎖修飾の制御コードと言うべきアミノ酸配列を見いだしました。さらに、この分子コードを組み込むことでバイオ医薬品として働くたんぱく質に特定の糖鎖修飾を施すことができることを示しました。
本研究成果は、英国時間2022年7月13日に、オープンアクセス学術誌「Communications Biology」に掲載されます。
本研究は、科学技術振興機構(JST) 戦略的創造研究推進事業(CREST)(JPMJCR21E3)、科学研究費補助金 基盤研究(JP20K21495,JP21H02625,JP24249002)および新学術領域研究(JP17H06414,JP25102008)などの支援を受けて実施されました。
<論文タイトル>
- “An embeddable molecular code for Lewis X modification through interaction with fucosyltransferase 9”
- DOI:10.1038/s42003-022-03616-1
<お問い合わせ先>
<研究に関すること>
加藤 晃一(カトウ コウイチ)
自然科学研究機構 生命創成探究センター 分子科学研究所 教授
矢木 宏和(ヤギ ヒロカズ)
名古屋市立大学 大学院薬学研究科 准教授
名古屋市瑞穂区田辺通3-1
<JST事業に関すること>
保田 睦子(ヤスダ ムツコ)
科学技術振興機構 戦略研究推進部 ライフイノベーショングループ
<報道担当>
名古屋市立大学 総務部 広報室 広報係
自然科学研究機構 生命創成探究センター 研究戦略室 広報担当
自然科学研究機構 分子科学研究所 研究力強化戦略室 広報担当
科学技術振興機構 広報課