細胞遺伝子工学

インターフェロン応答を阻害する新たなSARS-CoV-2たんぱく質の発見 医療・健康

インターフェロン応答を阻害する新たなSARS-CoV-2たんぱく質の発見

今回新たにORF6にも、強いインターフェロン抑制活性効果があることを見いだした。現在流行中の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の配列を網羅的に解析した結果、インターフェロン抑制活性を欠失したと考えられるORF6の欠損変異体が散発的に出現していることを明らかにした。
CRISPR-Cas9がヒト細胞内のRNAで阻害されてしまう現象を発見し、iPS細胞での効率的な相同組み換えゲノム編集技術を実現 細胞遺伝子工学

CRISPR-Cas9がヒト細胞内のRNAで阻害されてしまう現象を発見し、iPS細胞での効率的な相同組み換えゲノム編集技術を実現

細胞内のRNAがCRISPR-Cas9タンパク質とガイドRNA(sgRNA)の結合を阻害することを発見。従来使われていた、細胞内でCas9を強制発現させる手法よりも、あらかじめCas9タンパク質とsgRNAを複合体形成させておく手法によって、より効率的にゲノム編集ができる仕組みを解明。
糖尿病網膜症発症に関わるゲノム領域を同定~新たな予防法・治療薬開発の足がかりに~ 医療・健康

糖尿病網膜症発症に関わるゲノム領域を同定~新たな予防法・治療薬開発の足がかりに~

日本人の2型糖尿病患者を対象としたゲノムワイド関連解析(GWAS)を行い、「糖尿病網膜症」の発症に関わる二つの疾患感受性ゲノム領域を新たに同定した。
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統計学と人工知能で世界標準の遺伝子診断ガイドラインをカイゼンする 医療・健康

統計学と人工知能で世界標準の遺伝子診断ガイドラインをカイゼンする

遺伝統計学的解析と機械学習を用いたデータ駆動型アプローチで、米国臨床遺伝・ゲノム学会と分子病理学会が作成した世界標準の臨床遺伝子診断ガイドライン(ACMGガイドライン)を洗練させるための手法を開発し報告した。既存のガイドラインに従った判定では見逃されていた遺伝性疾患の原因遺伝子変異を発見したり、誤診を回避したりすることが可能になると予想。
富士通株式会社と共同で、AIの推定根拠を説明できる遺伝子変異の病原性推定の検証システムを開発しました。 医療・健康

富士通株式会社と共同で、AIの推定根拠を説明できる遺伝子変異の病原性推定の検証システムを開発しました。

「臨床ゲノム情報統合データベース整備事業」において、特定の遺伝子変異が何らかの疾患の原因になる可能性(病原性)の有無を推定し、その推定根拠を添えて治療方針を検討する医師やゲノム医療の研究者に示すことができるAIを活用した検証システム「MGeND Intelligence」(エムジェンド インテリジェンス)を開発した。
今季国内の高病原性鳥インフルエンザウイルスの遺伝的多様性 細胞遺伝子工学

今季国内の高病原性鳥インフルエンザウイルスの遺伝的多様性

H5N8亜型高病原性鳥インフルエンザウイルス57株の全ゲノムを解読した。これらのウイルスが保有する8本の遺伝子分節の組み合わせを解析し、5種類の遺伝子型のウイルスが国内に侵入していることが明らかになり、家禽での発生には4種類の遺伝子型のウイルスが関与していることがわかった。
ブドウ果実のDNA品種識別技術を確立~ シャインマスカットの育成者権侵害対応に利用可能~ 細胞遺伝子工学

ブドウ果実のDNA品種識別技術を確立~ シャインマスカットの育成者権侵害対応に利用可能~

シャインマスカットを含むブドウ24品種の果実を対象にしたDNA分析による品種識別技術を確立しました。また農研機構種苗管理センターは、この技術を用いて、これまで「葉」のみを対象としていた育成者権の侵害に対応するためのブドウ品種識別サービスに、「果実」を追加しました。
ヒト生殖細胞の運命決定機序を解明~転写因子のみによる生殖細胞の誘導~ 細胞遺伝子工学

ヒト生殖細胞の運命決定機序を解明~転写因子のみによる生殖細胞の誘導~

精子や卵子の元となる始原生殖細胞への分化を誘導できる遺伝子を特定した。
遺伝子が密に並んだゲノム上で転写を調節する仕組み 細胞遺伝子工学

遺伝子が密に並んだゲノム上で転写を調節する仕組み

ゲノムがコンパクトで、遺伝子が密に並んでいるシロイヌナズナという植物を用いた解析により、数百もの遺伝子の内部において逆向きにオーバーラップする転写が起きていること、また、これがクロマチン修飾によって調整されていることを見出しました。
肥満・糖尿病とアルツハイマー病の合併で特異的に発現増加する遺伝子の同定 医療・健康

肥満・糖尿病とアルツハイマー病の合併で特異的に発現増加する遺伝子の同定

肥満・糖尿病とアルツハイマー病を合併するマウスを作成し、脳の遺伝子発現を解析しました。肥満・糖尿病のみやアルツハイマー病単独では変化しないいくつかの遺伝子が、両者の合併により発現増加することが判明しました。それらの遺伝子群(クラスター2)10と命名)にはアルツハイマー病者の海馬、すなわち病理学的変化がもっとも進んでいる脳内の部位において発現増加している遺伝子が多く集積していました。
新規の日本人アルツハイマー病関連遺伝子座位群を発見 医療・健康

新規の日本人アルツハイマー病関連遺伝子座位群を発見

2021-03-03 国立長寿医療研究センター,新潟大学,東北大学東北メディカル・メガバンク機構,日本医療研究開発機構研究成果のポイント 日本人に特有および民族集団横断型の新規アルツハイマー病関連遺伝子座位群を同定 アルツハイマー病のリスク...
派手な雄は何のため? 〜熱帯メダカのゲノム解析が明らかにする性差の多様性の遺伝基盤〜 細胞遺伝子工学

派手な雄は何のため? 〜熱帯メダカのゲノム解析が明らかにする性差の多様性の遺伝基盤〜

2021-03-02 国立遺伝学研究所(月刊アクアライフ・橋本直之撮影)Genome editing reveals fitness effects of a gene for sexual dichromatism in Sulawesi...
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