有機化学・薬学 疾患ゲノム情報と薬剤データベースを統合する新たなゲノム創薬手法を 疾患のリスクを有する遺伝子多型が遺伝子の発現量に与えるメカニズムと、約20,000種類の薬剤が遺伝子の発現量に与えるメカニズムを統合し、コンピューター上で治療薬剤候補を網羅的にスクリーニングするゲノム創薬手法(Trans-Phar)を新たに開発した。数十万人規模の疾患ゲノム情報に適用することにより、新しい治療薬剤候補を見出した。 2021-03-19 有機化学・薬学
有機化学・薬学 たんぱく質間相互作用の不可逆阻害に成功 ~抗がん剤開発のための新しい戦略~ N-アシル-N-アルキルスルホンアミド(NASA)と呼ばれる反応基を阻害剤分子に組み込むことで、がんの発生に関与するたんぱく質間相互作用を強力に阻害する不可逆阻害剤を新たに開発した。 2021-03-19 有機化学・薬学
有機化学・薬学 アフリカ豚熱ウイルスが効率よく増殖できる豚由来の細胞株を開発 アフリカ豚熱ワクチンの開発に向けたマイルストーン2021-03-18 農研機構ポイント農研機構は、アフリカ豚熱ウイルスの安定した増殖に適し、かつ連続して培養することが可能な(不死化された)豚由来の新しい細胞株を開発しました。本細胞株を用いれ... 2021-03-18 有機化学・薬学
医療・健康 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の細胞内侵入を防ぐ既存薬を同定 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のACE2受容体の内在化(=ウイルス侵入)を阻害する候補薬として既承認薬クロミプラミン(抗うつ薬)を同定した。SARS-CoV-2を用いた感染実験において、ウイルスの増殖を抑制できるだけでなく、ヒトiPS細胞由来心筋細胞の機能障害も抑制することが明らかとなった。レムデシビルとの併用によるウイルス感染の阻害増強効果も実証された。 2021-03-17 医療・健康有機化学・薬学
有機化学・薬学 環状ペプチドの活性をあらゆるタンパク質に「コピー&ペースト」することに成功 受容体などの医薬標的に結合する活性を環状ペプチドからタンパク質に移植するラッソ・グラフト法(LassoGraft Technology®)を開発し、その広汎な応用例を世界で初めて報告した。 2021-03-17 有機化学・薬学
医療・健康 妊婦禁忌とされた吐き気止めの「胎児リスク」認められず 吐き気止め薬であるドンペリドンは動物実験で催奇形性が示されたことから、長年にわたって妊婦禁忌の薬剤とされてきた。しかし、本研究によって「胎児へのリスク」は認められませんでした。ドンペリドンとコントロール薬、それぞれを服用した際の奇形発生率は、2.9%と1.7%となり、有意な差は見られません。 2021-03-10 医療・健康有機化学・薬学
有機化学・薬学 複数企業の社内データを産学で共有して新薬創出を加速する革新的な枠組みの構築に成功 2021-03-08 医薬基盤・健康・栄養研究所この度、弊所AI健康・医薬研究センター長 水口賢司、理化学研究所 生命機能研究センター チームリーダー本間光貴、大阪市立大学ユニバーシティー・リサーチ・アドミニストレーション(URA)センター... 2021-03-08 有機化学・薬学
医療・健康 抗がん剤後の骨髄回復を促す新たなメカニズムを発見 ~自然リンパ球による緊急回復スイッチの作動~ 抗がん剤投与の副作用によって骨髄内の多くの血球細胞が死滅し、骨髄環境が危機的状況になる。その中でもB細胞前駆細胞が死ぬ時に放出されるサイトカインという物質が、骨髄内の2型自然リンパ球(ILC2)を活性化させてGM-CSF(顆粒球単球コロニー刺激因子)の生産を誘導し、これが緊急回復スイッチとして血球細胞の増殖を促す。すなわち2型自然リンパ球は周りの死んだ細胞から「骨髄危機状況・細胞死シグナル」を受けて性質を変化させ、骨髄機能回復に関わることが分かった。 2021-03-08 医療・健康有機化学・薬学
有機化学・薬学 低酸素環境で腫瘍細胞に効く「ミニ核酸医薬」を開発~ 従来の抗がん剤に代わると期待~ 従来抗がん剤として使用されてきたフロクスウリジン(Floxuridine)を6分子連結させて、低酸素環境下でのみ除去できる分子構造を付加し、高い腫瘍ターゲティング能を持った「ミニ核酸医薬」を開発しました。このミニ核酸医薬をヒトの腫瘍細胞に加えたとき、酸素濃度が低い環境でのみ抗がん活性を示し、ミニ核酸医薬の静脈注射でも固形腫瘍の増大を効果的に抑制しました。 2021-03-04 有機化学・薬学
有機化学・薬学 アスコルビン酸噴霧で植物の細胞死が抑制される~細胞でのタンパク質の生産性が向上~ 植物において、活性酸素が及ぼす影響の緩和に着目し、抗酸化物質である高濃度アスコルビン酸を噴霧することにより、壊死を抑制し、タンパク質の生産性向上、および、これまでほとんど発現していなかったタンパク質の発現に成功しました。また、高濃度アスコルビン酸の噴霧は、発現するタンパク質の活性に影響を及ぼさないことも分かりました。 2021-03-04 有機化学・薬学
医療・健康 難治性の膵臓がんに対する”長鎖非翻訳RNA”を標的とした新しい治療法の開発 2021-03-02 名古屋大学,名古屋市立大学,川崎市産業振興財団ナノ医療イノベーションセンター,がん研究会,日本医療研究開発機構名古屋大学大学院医学系研究科・腫瘍生物学分野の近藤豊(こんどうゆたか)教授、田﨑慶彦(たさきよしひこ)大学院... 2021-03-02 医療・健康有機化学・薬学
有機化学・薬学 ジャガイモの毒α-ソラニンはトマトの苦味成分から分岐進化した 2021-02-26 神戸大学神戸大学大学院農学研究科の水谷正治准教授、秋山遼太研究員らと、京都大学化学研究所の渡辺文太助教、理化学研究所環境資源科学研究センターの梅基直行上級研究員、大阪大学大学院工学研究科の村中俊哉教授らの研究グループは... 2021-03-01 有機化学・薬学