2021-03

細胞間の情報伝達に関わる細胞外微粒子の新たな形成機構を解明 生物化学工学

細胞間の情報伝達に関わる細胞外微粒子の新たな形成機構を解明

老化やがんなどの生体情報の伝達を担うことで注目されている「細胞外小胞」という脂質膜の微粒子について、細胞表面で突起した生体膜がちぎれて生み出されるという新たな機構を明らかにした。
ウイルス排出量のピークが早い 新型コロナウイルスの治療が困難な理由を解明 医療・健康

ウイルス排出量のピークが早い 新型コロナウイルスの治療が困難な理由を解明

COVID-19ではMERSやSARSと比較して、早期にウイルス排出量がピークに達することを明らかにした。開発したコンピューターシミュレーションによる網羅的な分析から、ピーク後に治療を開始した場合、ウイルス排出量を減少させる効果は極めて限定的であることを見いだした。
ウイルスを短時間で不活性化できるコーティング技術を開発 医療・健康

ウイルスを短時間で不活性化できるコーティング技術を開発

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を含むエンベロープ型ウイルス全般に効果がある界面活性剤を含浸可能でかつ徐放するコーティングを作製する技術である。即時性に優れ持続性もある抗ウイルスコーティング作製技術を開発した。
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B型肝炎ウイルスを簡便で迅速かつ高感度に検出する「高感度抗原定量検査法」を開発 有機化学・薬学

B型肝炎ウイルスを簡便で迅速かつ高感度に検出する「高感度抗原定量検査法」を開発

B型肝炎ウイルス再活性化モニタリング検査への導入に期待 2021-03-22 熊本大学,名古屋市立大学,日本医療研究開発機構 研究のポイント B型肝炎ウイルス(HBV)を検出する新しい検査法「高感度HBコア関連抗原定量検査法」を開発しました...
Gたんぱく質共役受容体活性化の鍵となる仕組みを解明 有機化学・薬学

Gたんぱく質共役受容体活性化の鍵となる仕組みを解明

フッ素19核磁気共鳴法、分子動力学シミュレーション、数理剛性理論を組み合わせることで、ヒトのアデノシンA2A受容体(A2AR)の活性化の鍵となる仕組みを明らかにした。
痛みを感じた時の脳内の神経回路変化を ホログラフィック顕微鏡によって解明 医療・健康

痛みを感じた時の脳内の神経回路変化を ホログラフィック顕微鏡によって解明

痛みの急性期の大脳皮質第一次体性感覚野において、神経細胞の自発的な活動と細胞間の活動相関性が増加すること、ホログラフィック光刺激によって1つの神経細胞を刺激した際の周囲の神経細胞の応答が増加し、痛みの改善に伴ってそれらが元の状態まで低下することが明らかになった。
AIによる不審行動検知や試験問題作成を支援するシステムの実証研究を実施 教育

AIによる不審行動検知や試験問題作成を支援するシステムの実証研究を実施

実証研究では、顔の有無や向きの検出などが可能なAIにより本人確認や試験中の不審行動を検知するオンライン自動試験監督システムと、多様な設問形式で柔軟かつ効率的にオンライン試験問題の作成や配信が可能なシステムを使用したオンライン仮試験を実施し、自宅などから受験する学生の様子をシステムで記録、解析することで、両システムの有用性を確認した。
野生ボノボが他集団の子どもを「養子」とした2事例を報告 生物環境工学

野生ボノボが他集団の子どもを「養子」とした2事例を報告

野生ボノボ集団において、メスが他の集団の子どもを「養子」として受け入れ、世話をした2事例を観察し、その詳細を報告 した。
急性骨髄性白血病の個別最適化治療へ一歩~白血病の”弱点”の同定に成功~ 医療・健康

急性骨髄性白血病の個別最適化治療へ一歩~白血病の”弱点”の同定に成功~

白血病ヒト化マウスを用いて、白血病細胞の"弱点"であるタンパク質の阻害剤を投与することで、白血病細胞を効果的に死滅させる方法を突き止めた。
葉緑体との相互作用におけるミトコンドリア運動を発見 生物化学工学

葉緑体との相互作用におけるミトコンドリア運動を発見

植物細胞内のミトコンドリアが見せる特異的運動形態“Wiggling(小刻みな揺れ)”に注目して、Wigglingがミトコンドリアと葉緑体との物理的相互作用に関与することを世界で初めて発見した。
世界中で樹立されたiPS細胞の数や疾患の種類が明らかに 細胞遺伝子工学

世界中で樹立されたiPS細胞の数や疾患の種類が明らかに

2021-03-19 京都大学iPS細胞研究所,日本医療研究開発機構 ポイント 日米欧の国際協力によりiPS細胞データベース情報を統合したウェブサイトについて論文として報告した。 世界中で樹立されたiPS細胞とES細胞について、その数や疾患...
疾患ゲノム情報と薬剤データベースを統合する新たなゲノム創薬手法を 有機化学・薬学

疾患ゲノム情報と薬剤データベースを統合する新たなゲノム創薬手法を

疾患のリスクを有する遺伝子多型が遺伝子の発現量に与えるメカニズムと、約20,000種類の薬剤が遺伝子の発現量に与えるメカニズムを統合し、コンピューター上で治療薬剤候補を網羅的にスクリーニングするゲノム創薬手法(Trans-Phar)を新たに開発した。数十万人規模の疾患ゲノム情報に適用することにより、新しい治療薬剤候補を見出した。
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