2021-06

身体の運動を適切にコントロールする仕組みを解明 医療・健康

身体の運動を適切にコントロールする仕組みを解明

光を応用した特殊な技術を使って、大脳基底核内の“ハイパー直接路”だけを除去し、ハイパー直接路が適切な運動コントロールに重要であることを明らかにした。
免疫チェックポイント阻害薬の治療効果をPET画像診断で予測する技術を開発 有機化学・薬学

免疫チェックポイント阻害薬の治療効果をPET画像診断で予測する技術を開発

がん細胞の免疫抑制機構において重要と考えられているインドールアミン酸素添加酵素(IDO1)を可視化するPET薬剤を開発した。
ブラジルからの帰国者から分離された新型コロナウイルス変異株の性状解明、 ならびに本変異株に対するワクチン効果の検証 医療・健康

ブラジルからの帰国者から分離された新型コロナウイルス変異株の性状解明、 ならびに本変異株に対するワクチン効果の検証

ブラジル由来の変異株は、従来の流行株と同等の病原性と増殖性を持っている。ブラジル変異株は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)回復者あるいはワクチン接種者の血清・血漿により中和された。従来株の初感染から回復した動物は、その後のブラジル変異株による再感染に対してある程度の抵抗性を示した。
ad
体細胞モザイクはCOVID-19感染のリスクを高める~77万人を対象にした国際的な大規模解析による成果~ 医療・健康

体細胞モザイクはCOVID-19感染のリスクを高める~77万人を対象にした国際的な大規模解析による成果~

血液がんに罹患していない日本、米国、英国、北欧の約77万人を対象に「体細胞モザイク(mCA)」を解析し、mCAを持つ人は30人に1人の割合であること、これらの人は将来感染症、特に重症感染症を発症するリスクが高いことを明らかにした。
原発性胆汁性胆管炎のゲノムワイド関連解析 医療・健康

原発性胆汁性胆管炎のゲノムワイド関連解析

「PBC-GWAS国際共同研究」に登録された原発性胆汁性胆管炎(PBC)患者10,516症例とコントロール20,772例のゲノムワイド関連解析(GWAS)データを用いて国際メタ解析を実施し、新規疾患感受性遺伝子領域21ヵ所を含む計60ヶ所のPBC疾患感受性遺伝子領域を同定することに成功した。
機械学習によってバラバラな細胞たちをパズルのように組み立てる 細胞遺伝子工学

機械学習によってバラバラな細胞たちをパズルのように組み立てる

1細胞RNAシーケンシング(RNA-seq)法で計測された遺伝子発現データから、遺伝子発現の空間的パターンをあたかもパズルを解くかのように再構成する機械学習法(Perler)を開発した。
三種の光を感知する新しい光受容体を発見~海洋に広く生息する微細藻の光環境への適応~ 生物化学工学

三種の光を感知する新しい光受容体を発見~海洋に広く生息する微細藻の光環境への適応~

東北地方の沿岸・沖合域で得られた海洋モニタリングメタゲノムデータを利用し、海洋に広く分布する微細藻から三種の光を感知する新規の光受容体を発見した。
新型コロナウイルス感染症陽性患者を病院外で初期診断するエックス線診療車を開発 医療・健康

新型コロナウイルス感染症陽性患者を病院外で初期診断するエックス線診療車を開発

遠隔診療機能を装備し感染防護対策されたエックス線診療車(ICXCU)を開発した。
生態系における脂肪酸の役割を総説 生物工学一般

生態系における脂肪酸の役割を総説

祖先型の海産魚が淡水魚に進化するためには、淡水生態系に少ないドコサヘキサエン酸(DHA)を合成する酵素のコピー数を増やすことが重要であることを発見し2019年に報告している。今回、陸域、海水域、淡水域の間では、DHAなどの脂肪酸組成が異なっていることをメタ解析した後、動物の諸機能における脂肪酸の役割を概説し、動物の進化に影響を与えるのかについて考察した。
上部尿路上皮がんの分子分類と新規分子診断~尿中遺伝子変異の検出で高精度の診断が可能~ 医療・健康

上部尿路上皮がんの分子分類と新規分子診断~尿中遺伝子変異の検出で高精度の診断が可能~

上部尿路上皮がんの腫瘍検体及び術前に採取した尿を用いて大規模なゲノム解析を行い、(1)上部尿路上皮がんは遺伝子変異に基づき、異なる生存率を示す5つの分子病型に分類できること、(2)術前の尿中にはがん組織と同一の遺伝子異常が認められ、上部尿路上皮がんの精度の高い診断が可能となることを証明した。
アブシシン酸の輸送を介した気孔開度の調節~二つのアブシシン酸輸送体の異なる機能を解明~ 生物化学工学

アブシシン酸の輸送を介した気孔開度の調節~二つのアブシシン酸輸送体の異なる機能を解明~

気孔の閉鎖を誘導する植物ホルモンであるアブシシン酸(ABA)の輸送が、植物体内で制御される新たな仕組みを明らかにした。
ウイルスの感染力を高め、日本人に高頻度な細胞性免疫応答から免れるSARS-CoV-2変異の発見 医療・健康

ウイルスの感染力を高め、日本人に高頻度な細胞性免疫応答から免れるSARS-CoV-2変異の発見

新型コロナウイルスのスパイクタンパク質の感染受容体結合部位が、ヒトの細胞性免疫を司る「ヒト白血球抗原(HLA)」の一種「HLA-A24」によって認識されることを見出した。「カリフォルニア株(B.1.427/429系統)」と「インド株(B.1.617系統;デルタ型)」に共通するスパイクタンパク質の「L452R変異」が、HLA-A24を介した細胞性免疫から逃避することを明らかにした。「L452R変異」は、ウイルスの感染力を増強する効果があることを明らかにした。
ad
タイトルとURLをコピーしました