2021-06-10

細胞遺伝子工学

動物胚の遺伝子発現を数式で表現~動物の胚葉形成システムをまるごと理解~

ホヤ(脊索動物門に属する海産動物)の胚を用いた実験によって、内胚葉、中胚葉、外胚葉に特有の遺伝子発現のパターンが構築される論理を数式(ブール式)で表すことに成功し、この時期の胚の遺伝子発現動態をまるごと再現することを可能にした。
医療・健康

下水中の新型コロナウイルス濃度から感染者数を推定するための数理モデルを構築

下水中の新型コロナウイルス濃度を用いて、下水集水域に存在する感染者数を推定するための数理モデルを構築した。
医療・健康

iPS細胞×難病研究のマッチング事業を開始〜疾患研究者からの解析希望症例を募集

京都大学iPS細胞研究所(CiRA)臨床応用研究部門の齋藤潤研究室では、iPS細胞を用いた難病研究を促進するため、iPS細胞研究者と難病研究者をマッチングし、共同研究をサポートする事業を開始した。
生物化学工学

光捕集複合体フィコビリソームの単粒子構造解析

電子顕微鏡を用いた単粒子構造解析によって、太陽光エネルギーを高効率に吸収する藻類由来の光捕集複合体「フィコビリソーム」の全体構造を明らかにすることに成功した。
生物環境工学

植物病原菌の宿主を決める因子の発見~土壌病害に対する新たな防除法開発に期待~

土壌病原菌フザリウム(Fusarium oxysporum)から、宿主を決める因子を発見した。
医療・健康

芳香族Lアミノ酸脱炭酸酵欠損症の遺伝子治療における効果発現機構の一端を解明

ポジトロン断層法画像と拡散テンソル画像を用いて、芳香族lアミノ酸脱炭酸酵(AADC)欠損症の遺伝子治療の脳内機構を解析した。
医療・健康

レット症候群原因因子による神経幹細胞の分化制御メカニズムを明らかに

神経発達障害レット症候群の原因因子であるmethyl-CpG binding protein 2(MeCP2)がマイクロRNA(miRNA)を介して神経幹細胞の分化を制御していることを発見し、そのメカニズムを明らかにした。
医療・健康

筋肉に胎児期の位置記憶が存在することを発見~筋疾患の病態メカニズムと再生医療開発に新たな視座~

全身に隈なく分布する成体の骨格筋(筋肉)およびその再生を担う筋幹細胞は、身体位置固有の情報(位置記憶)を保持していることを発見した。
有機化学・薬学

脂質受容体の新たな活性化機構を解明~脂質がまっすぐ伸びて活性化~

スフィンゴシン-1-リン酸(S1P)という脂質を認識するS1P受容体S1PR3のS1Pと結合した状態での立体構造を、X線結晶構造解析によって解明ました。
生物化学工学

毛包幹細胞の発生起源を解明 ~筒状の区画に幹細胞を誘導する「テレスコープモデル」の提唱~

毛包の幹細胞が従来の定説とは異なる細胞に由来し、既知のメカニズムとは別の仕組みで誘導されることを明らかにした。この発見から、毛包を構成する細胞の区画化と幹細胞誘導を同時に可能とする新しい形態形成モデル「テレスコープモデル」を提唱した。
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