2021-08

ダウン症患者さん由来の神経細胞からのアミロイドβ分泌は抗酸化剤で抑止される 細胞遺伝子工学

ダウン症患者さん由来の神経細胞からのアミロイドβ分泌は抗酸化剤で抑止される

ダウン症患者さんの多能性幹細胞と、同質遺伝子を持つ健常コントロールを用い、N-アセチルシステインがアミロイドβ分泌を有意に抑制することを確認した。
世界初 スギのゲノム編集技術を開発~針葉樹の品種改良の期間を⼤幅に短縮する新技術として期待~ 細胞遺伝子工学

世界初 スギのゲノム編集技術を開発~針葉樹の品種改良の期間を⼤幅に短縮する新技術として期待~

針葉樹において、狙った遺伝⼦領域だけを特異的に改変するゲノム編集技術を世界で初めて開発した。スギに導⼊した蛍光タンパク質遺伝⼦を標的としたゲノム編集を⾏い、「蛍光の消失」を指標として CRISPR/Cas9 システムの最適化を⾏った。「葉が⽩くなる」という形質改変を起こすことに成功した。
ビタミンB6欠乏はノルアドレナリン神経系の機能亢進を生じ、統合失調症様行動異常を惹起する 医療・健康

ビタミンB6欠乏はノルアドレナリン神経系の機能亢進を生じ、統合失調症様行動異常を惹起する

一部の統合失調症患者で認められるビタミンB6の欠乏は、脳内ノルアドレナリン神経系の機能亢進を引き起こし、統合失調症様行動障害を惹起することを明らかにした。
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終末糖化産物は統合失調症における認知機能障害のうち処理速度の低下と関連する 医療・健康

終末糖化産物は統合失調症における認知機能障害のうち処理速度の低下と関連する

統合失調症における認知機能障害のうち処理速度の低下と終末糖化産物(AGEs)が関連することを明らかにした。
多くの施設で集めた複数疾患の脳画像ビッグデータを一般公開 医療・健康

多くの施設で集めた複数疾患の脳画像ビッグデータを一般公開

多施設にて統一の撮像プロトコルで撮像した複数精神疾患のfMRIータおよび、旅行被験者データを合わせてデータベース化し、オンラインプラットフォーム上で公開した。
ヒトのiPS細胞から腱の細胞を作製する~アキレス腱断裂のラットに移植し、機能回復を確認~ 細胞遺伝子工学

ヒトのiPS細胞から腱の細胞を作製する~アキレス腱断裂のラットに移植し、機能回復を確認~

腱のケガにおける新たな治療法の1つとして、iPS細胞を用いた細胞治療の開発。中胚葉の発生期におけるシグナル環境を再現することで、ヒトiPS細胞から腱細胞を分化誘導し、アキレス腱を断裂したラットに移植した。移植した腱細胞は生着し、さらにタンパク質を分泌して回復能力を高めること(パラクライン効果)によって、負傷した腱が早期に回復していることが、運動学的/生体力学的/組織学的に確かめられた。
変形性関節症の新しい遺伝子座位を56カ所発見~大規模国際メタ解析で高齢化社会最大の課題に迫る~ 医療・健康

変形性関節症の新しい遺伝子座位を56カ所発見~大規模国際メタ解析で高齢化社会最大の課題に迫る~

17万人以上の「変形性関節症」患者のゲノムワイド関連解析(GWAS)のメタ解析を実施し、新しい56カ所を含む計100カ所の疾患感受性領域(遺伝子座を同定しました。
国循と島津製作所が共同で東アジア特有の脳血管障害リスク遺伝子の迅速評価システムを世界で初めて確立 医療・健康

国循と島津製作所が共同で東アジア特有の脳血管障害リスク遺伝子の迅速評価システムを世界で初めて確立

RNF213遺伝子p.R4810K多型「本多型」をリアルタイムPCR法によって評価できるシステムを確立した。本多型は、脳血管障害リスク遺伝子の中でも、脳梗塞発症との関連が最も強いと考えられている遺伝子多型 (変異) です。2021年9月1日から、国内の医療機関を対象に研究目的に限定した、血液検体中の本多型の有無を評価する受託分析を開始。
卵巣がんの抗がん剤耐性機序に関与する分⼦を同定 有機化学・薬学

卵巣がんの抗がん剤耐性機序に関与する分⼦を同定

卵巣がん患者腹⽔中のがん細胞から作成した3 次元培養細胞(スフェロイド細胞)を⽤いた新たな解析⼿法を駆使し、再発卵巣がんで問題となるプラチナ製剤に対する耐性化の機序に関与する分⼦を同定した。
新型コロナワクチン(異物混入の報告はないものの使用を見合わせたロット)接種後の死亡事例の報告について 医療・健康

新型コロナワクチン(異物混入の報告はないものの使用を見合わせたロット)接種後の死亡事例の報告について

2021-08-28 厚生労働省モデルナ社製の新型コロナワクチンについては、未使用の状態での異物の混入が複数の接種施設より報告され、関連する3ロットの使用見合わせを実施しているところです。これら3つのロットのうち、同様の異物混入は報告されて...
ミトコンドリアの変異DNAを減らす化合物の開発 細胞遺伝子工学

ミトコンドリアの変異DNAを減らす化合物の開発

独自に開発した化合物をミトコンドリア内のDNAに結合させることで、変異ミトコンドリアDNAを減らすことに成功した。
睡眠中の脳のリフレッシュ機構を解明 医療・健康

睡眠中の脳のリフレッシュ機構を解明

レム睡眠の不足が、レム睡眠中の大脳皮質での活発な物質交換を損ない、これが認知症の発症に関与している可能性がある。レム睡眠中の毛細血管の血流上昇には、カフェインの標的物質でもあるアデノシン受容体が重要であることもわかった。
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