2022-01-20

生物工学一般

体が分岐する環形動物の新種発見:佐渡島のキングギドラシリス

佐渡島近海における潜水調査により、体が分岐する新種の環形動物を発見し、キングギドラシリスと命名した。左右相称の動物において、体幹部が分岐する体制をもつものは極めて稀である。本種の体は尾部に向かって幾度も分岐し、宿主となるカイメンの中で縦横無尽に張りめぐらせている。
医療・健康

オートファジーにより骨粗鬆症が抑制される~骨芽細胞がオートファジーによって活性化するメカニズムを解明~

オートファジーによる骨芽細胞活性化のメカニズムを解明。オートファジー亢進モデルマウスにおいて、骨粗鬆症が抑制される。骨粗鬆症の新規治療薬への応用に期待。
医療・健康

膵がんの前がん病変の膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)のうち、病理学的に高度異形を有するIPMN(非浸潤がん)を高い感度で検出する血液バイオマーカー

膵がんの前がん病変の一つである膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)のうち、悪性所見があるが間質への浸潤のない高度異形IPMN(IPMN HGD)(非浸潤がん ステージ0相当)を高い感度で検出する血液バイオマーカー(アポリポプロテインA2 アイソフォーム:apoA2-i)を発見しました。
細胞遺伝子工学

デグロン技術はなぜ細胞核機能の研究に役立つのか?

通常培養細胞は24時間程度で2倍に増殖するため、核内反応に関与するタンパク質の機能を調べるには、数分〜数時間以内に標的タンパク質を除去し、その影響を調べることが、二次的影響を避けるために重要です。標的タンパク質を迅速分解除去することを可能にする「デグロン法」は、細胞核機能の研究に適した手法といえます。当研究室が開発したオーキシンデグロン(AID)法を含め、これまでに開発されたデグロン技術を説明し、どのような細胞核機能研究に役立ってきたかを紹介しました。
生物化学工学

シロアリが栽培するキノコの種類を特定

琉球列島には、シロアリが栽培するキノコが生息しています。形態的特徴から3種(オオシロアリタケ、トガリアリヅカタケ、シロアリシメジ)が記載されており、一昨年に新たな菌種(イケハラオオシロアリタケ)が見つかっていました。国内に生育するシロアリ共生性キノコについて、形態とDNA情報を用いた分子系統関係について調査を実施し、これらの菌類の正しい分類と名前を確定しました。
ad
タイトルとURLをコピーしました