理化学研究所

医療・健康

精神疾患に関与する新しい遺伝子発現調節系の発見~染色体転座を持つ統合失調症症例を出発点として~

単一の遺伝的変化と発症原因の連結が比較的容易であると考えられるごくまれな統合失調症症例に着目しました。共同研究グループは4番染色体と13番染色体との間の「均衡型染色体転座」を持つこの症例において、4番染色体側の切断点近くにLDB2遺伝子が存在すること、その一方で13番染色体側の切断点近くには既知の遺伝子がないことを2020年に明らかにしました。今回、今まで不明であったLDB2遺伝子の機能と、その遺伝子が統合失調症発症に果たす役割をさまざまなアプローチを用いて明らかにすることを目指しました。
医療・健康

医師の判断プロセスに学んだ緑内障の画像診断システム

少数医用画像に対する階層的転移学習による機械学習法 2021-03-02 理化学研究所,東北大学 理化学研究所(理研)光量子工学研究センター画像情報処理研究チームの横田秀夫チームリーダー、安光州客員研究員、秋葉正博客員研究員、東北大学大学院...
有機化学・薬学

環状ペプチドは立体構造を変えて細胞に入る~中分子ペプチド医薬のデザイン・発展に貢献する新発見~

2021-02-16 理化学研究所,日本医療研究開発機構 理化学研究所(理研)生命機能科学研究センター生体分子動的構造研究チームの嶋田一夫チームリーダーらの共同研究グループは、溶液核磁気共鳴(NMR)法を用いた立体構造解析により、中分子環状...
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有機化学・薬学

がん細胞1個から中分子薬剤の細胞膜透過性を評価

細胞内部の病変分子を標的とした次世代創薬へ向けて 2021-01-06 理化学研究所,広島大学 理化学研究所(理研)生命機能科学研究センター 一細胞質量分析研究チームの川井隆之研究員(現 客員研究員)、先端バイオイメージング研究チームの渡邉...
生物工学一般

タンパク質の柔らかさを予測するAI~巨大かつ複雑な生体高分子の機能メカニズム解明に期待~

2021-02-05 ,理化学研究所,京都大学,横浜市立大学,大阪大学 理化学研究所(理研)科技ハブ産連本部医科学イノベーションハブ推進プログラム(MIH)医薬プロセス最適化プラットフォーム推進グループの松本篤幸研究員、奥野恭史グループディ...
医療・健康

近赤外光を利用したハイパースペクトル画像から粘膜下腫瘍(GIST)を識別

GISTの早期発見、切除部位の最小化につながる画像識別手法の開発に成功 2021-02-02 東京理科大学,国立がん研究センター,理化学研究所 研究の要旨とポイント 消化管間質腫瘍(GIST)は粘膜の下に生じるため、しばしば診断が難しく、簡...
医療・健康

全身性エリテマトーデスの発症に関わる遺伝子座を同定~世界最大のアジア人研究コホートで解明進む~

2021-02-01 理化学研究所,福岡大学,九州大学 理化学研究所(理研)生命医科学研究センター骨関節疾患研究チームの末次弘征大学院生リサーチ・アソシエイト(九州大学大学院医学系学府医学専攻博士課程)、池川志郎チームリーダー、ゲノム解析応...
有機化学・薬学

抗がん性成分を生産する植物チャボイナモリの全ゲノムを高精度に解読

2021-01-18 国立遺伝学研究所 Chromosome-level genome assembly of Ophiorrhiza pumila reveals the evolution of camptothecin biosynt...
生物化学工学

赤ちゃんマグロの餌、ワムシの大型化に成功~重イオンビームで”メガワムシ”が誕生~

2021-01-15 理化学研究所,水産研究・教育機構,長崎大学 理化学研究所(理研)仁科加速器科学研究センター生物照射チームの阿部知子チームリーダーと常泉和秀専任研究員、水産研究・教育機構の小磯雅彦特任部長、長崎大学水産・環境科学総合研究...
有機化学・薬学

ウイルスのRNAを感知するToll様受容体と輸送に関与するUNC93B1との複合体構造の解明

2021-01-12 東京大学,理化学研究所,日本医療研究開発機構 発表者 石田英子(東京大学大学院薬学系研究科 特任研究員) 浅見仁太(東京大学大学院薬学系研究科 博士課程1年) 張志寛(東京大学大学院薬学系研究科 助教) 西澤知宏(東京...
細胞遺伝子工学

細胞のリプログラミングを追う光技術~リプログラミングバイオマーカーとしてのラマン散乱光~

2020-12-25 理化学研究所,広島大学 理化学研究所(理研)生命機能科学研究センター先端バイオイメージング研究チームのアルノ・ジェルモン研究員、渡邉朋信チームリーダー(広島大学原爆放射線医科学研究所教授)らの共同研究グループは、培養細...
有機化学・薬学

分解されない、ホンモノそっくりの糖脂質アナログを開発~分子設計を巡る積年の課題を有機合成で解決~

2020-12-24 理化学研究所,九州大学 理化学研究所(理研)開拓研究本部袖岡有機合成化学研究室の平井剛専任研究員(研究当時。現 客員研究員、九州大学大学院薬学研究院教授)、加藤麻理依研修生(研究当時)、袖岡幹子主任研究員、理研環境資源...
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