国立極地研究所

生物環境工学

北極ツンドラに生息する土壌微生物多様性のメカニズムを解明

2023-06-20 国立極地研究所 樹木が高く成長することができない北極ツンドラ域の土壌の中では、微生物が温度や水分など非生物的な要因からどのような影響を受けているかについて少しずつ明らかになってきていますが、他の生物からどのような影響を...
生物化学工学

極域でサメ、エイ類の多様性が乏しい理由を解明

2023-04-21 国立極地研究所 国立極地研究所の渡辺佑基准教授(現総合研究大学院大学教授)を中心とする研究グループは、低温環境に生息する軟骨魚類(サメ、エイ類)は硬骨魚類と異なり、代謝速度に関する低温への適応が見られないことを示しまし...
生物化学工学

南極の藻類が赤外線で光合成する仕組みを解明 地球外生命の新たな鍵?

2023-02-16 アストロバイオロジーセンター,高エネルギー加速研究機構,東北大学,基礎生物学研究所,兵庫県立大学,国立極地研究所,中央大学 発表のポイント 植物や藻類は一般的に、太陽光にふくまれる光の中でも可視光しか光合成に利用するこ...
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生物環境工学

ヒゲは水流センサー ~深海での餌採りに利用、キタゾウアザラシで初確認~

2022-06-14 国立極地研究所,東京大学 図1:立派なヒゲを持つキタゾウアザラシの子供。(撮影場所:アメリカ・カリフォルニア州Año Nuevo州立公園、NMFS#23188)(安達大輝撮影) 国立極地研究所の安達大輝特任研究員(現 ...
生物環境工学

国連海洋法条約でペンギンを守る! 〜国の管轄を超えた海洋生物多様性保護の必要性を科学的に証明~

2022-03-22 国立極地研究所 国立極地研究所のJean-Baptiste Thiebot特任研究員とフランス・リール大学のMagali Dreyfus研究マネージャーは、海でのペンギンの移動に関する131の科学論文を分析し、ライフス...
生物環境工学

アザラシによる観測で秋~冬の南極沿岸の海洋環境が明らかに

南極・昭和基地でウェッデルアザラシに水温塩分記録計を取り付けて調査を行い、その観測データから、秋に外洋の海洋表層から暖かい海水(暖水)が南極大陸沿岸に流れ込んでいること、また、その暖水を利用することでアザラシが効率よく餌をとっていたことを明らかにしました。
生物環境工学

南極の湖から新種のレジオネラ属菌の単離培養に成功 本属としては初の低温耐性菌

第60次南極地域観測隊(2018年~2019年)が採取した南極の湖の堆積物からレジオネラ属菌を探索し、その培養に成功しました。4~25℃という低温条件で増殖する新種であることが分かり、低温条件でも細胞膜の流動性を高めうる不飽和脂肪酸を細胞内に溜め込むことや、自身のゲノム上で位置を転移し、ほかの遺伝子に影響を与える“動く遺伝子”を数多く持つなどユニークな特徴も明らかになりました。
生物環境工学

海鳥の目線で海洋ゴミの分布とアホウドリへの影響を調査 ~採餌海域内にゴミ、誤食を懸念~

クロアシアホウドリ13羽にGPSとビデオカメラを取り付け、取得したデータを解析したところ、約7割の個体(13羽中9羽)が、発泡スチロールやプラスチック片、漁網などの海洋ゴミに「遭遇」していた実態が明らかとなった。
生物化学工学

微小な骨を持つゴカイの新種「スナツブオフェリア」 余市町の砂浜で発見!骨片の獲得と進化の謎に迫る

北海道余市町の砂浜から、体内に骨片を持つ新種のゴカイを発見した。
生物環境工学

太るのも楽じゃない 毎日20時間以上を深海での餌採りに費やすキタゾウアザラシ

小さな深海魚を餌とするキタゾウアザラシの雌が、繁殖に必要な脂肪を体内に蓄えて「太る」ためには、1日のほとんどを餌採りに費やさなければならないことを明らかにした。
生物工学一般

南極大陸の海岸の砂の中から新種のセンチュウを発見

南極・昭和基地周辺の海岸の砂の中から新種の海産センチュウを2種発見。解明が進んでいない昭和基地周辺に生息する海産無脊椎動物の多様性の一端を明らかに。
生物化学工学

背中に乗った「一寸法師」 矮雄(わいゆう)をもつウロコムシの新種を発見

三重県沖の熊野灘の深海で採取されたゴカイが、雌に比べて極端に小さい雄「矮雄(わいゆう)」をもつウロコムシの新種であることを確認した。
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