慶應義塾大学

とるべき行動がはっきりしない状況での認知の柔軟性を解明 医療・健康

とるべき行動がはっきりしない状況での認知の柔軟性を解明

適切な行動に不確かさがある状況で行動を切り替えるとき、ヒト脳の前頭前野と後頭側頭皮質が機能を補完することを発見した。大脳皮質の大域的な機構が、知覚による意思決定の情報を補完して行動の柔軟性を導いていることを示し、ヒトに特有な高度な認知の機能が、洗練された大規模な神経回路機構に支えられていることを例示している。
世界最大の新型コロナウイルス感染症のゲノムワイド関連解析にアジア最大のグループとして貢献 医療・健康

世界最大の新型コロナウイルス感染症のゲノムワイド関連解析にアジア最大のグループとして貢献

コロナ制圧タスクフォースの活動は、国際共同研究グループと共に研究を進めています。世界で最大の新型コロナウイルス感染のホストゲノム研究であるCOVID-19 Host Genetics Initiative に、アジアで最大の研究グループとして参加し、COVID-19の重症化に関わる13箇所の遺伝子多型(バリアント)の発見に貢献した。
腸内細菌から産生される健康長寿に関わる胆汁酸 医療・健康

腸内細菌から産生される健康長寿に関わる胆汁酸

百寿者の便中には、isoalloLCA(イソアロリトコール酸)という胆汁酸が特異的に多いことを見いだし、その胆汁酸を合成できる腸内細菌株を同定した。また、isoalloLCAがグラム陽性病原性細菌に対する強い抗菌活性をもつことを明らかにし、マウス実験でもその抗菌効果があることを突き止めた。
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人工クモ糸の物性を劇的に改善する新物質を発見~新素材開発に期待~ 有機化学・薬学

人工クモ糸の物性を劇的に改善する新物質を発見~新素材開発に期待~

ジョロウグモ亜科4種のゲノムを決定した上でマルチオミクス解析を実施し、クモ糸がこれまで考えられていた以上に複雑な複合素材であることを明らかにした。人工クモ糸材に配合することで材料の物理特性を2倍以上に向上させることができるタンパク質「SpiCE-NMa1」を発見した。
光照射により局所脳内血流を操作する技術を開発~血流と神経活動と行動の三者を結ぶ基礎データを公開~ 生物化学工学

光照射により局所脳内血流を操作する技術を開発~血流と神経活動と行動の三者を結ぶ基礎データを公開~

光照射によって脳内局所血流を自由に増加・減少できる操作技術を開発し、マウスに実装した。光操作の結果、脳血流が時間経過とともにどのように変化するか(タイムコース)、かつどのような空間的な広がりを持つのかを具体的に示し、人為的に操作された脳内血流変動が神経活動やマウスの行動に反映される具体例を示した。
表情から感情を読み取る過程を神経回路モデルで再現 医療・健康

表情から感情を読み取る過程を神経回路モデルで再現

生体脳を模倣した神経回路モデルに人間の表情変化を予測するような学習をさせたところ、自然発生的に感情ごとのカテゴリが形成されることを明らかにした。
ラマン・蛍光による超多重イメージングを高速化 ~複雑で多様な細胞の詳細な解析が可能に~ 有機化学・薬学

ラマン・蛍光による超多重イメージングを高速化 ~複雑で多様な細胞の詳細な解析が可能に~

細胞内生体分子を誘導ラマン散乱(SRS)により検出するSRS顕微法と、蛍光分子の発光を検出する蛍光顕微法を統合し、複雑で多様な細胞を詳細に解析する技術を開発した。
神経伝達物質を「見える化」するツールを開発 ~分子量の小さい生理活性物質の可視化に新たな光~ 有機化学・薬学

神経伝達物質を「見える化」するツールを開発 ~分子量の小さい生理活性物質の可視化に新たな光~

脳内の神経伝達物質ドーパミンを「見える化」するツールの開発と応用に成功した。
カニクイザルとコモンマーモセットの全ゲノム配列解読に成功~霊長類による医薬品開発を加速~ 有機化学・薬学

カニクイザルとコモンマーモセットの全ゲノム配列解読に成功~霊長類による医薬品開発を加速~

創薬研究において利用される非ヒト霊長類モデル動物であるカニクイザルとコモンマーモセットの全ゲノム配列を染色体レベルまで、ほぼ完全に解読することに成功した。
思春期特発性側弯症の発症・重症化予測モデルを開発~今後の臨床現場への応用に期待~ 医療・健康

思春期特発性側弯症の発症・重症化予測モデルを開発~今後の臨床現場への応用に期待~

大規模な日本人集団の遺伝子多型から思春期特発性側弯症(Adolescent idiopathic scoliosis;AIS)の発症や重症化を予測する手法を新たに開発した。
レット症候群原因因子による神経幹細胞の分化制御メカニズムを明らかに 医療・健康

レット症候群原因因子による神経幹細胞の分化制御メカニズムを明らかに

神経発達障害レット症候群の原因因子であるmethyl-CpG binding protein 2(MeCP2)がマイクロRNA(miRNA)を介して神経幹細胞の分化を制御していることを発見し、そのメカニズムを明らかにした。
人間の触錯覚のメカニズムを数理皮膚科学によって解明 生物化学工学

人間の触錯覚のメカニズムを数理皮膚科学によって解明

数理皮膚科学モデルを構築し、触覚情報処理のメカニズムを計算機実験で解明。触覚で生じる錯覚現象を活用して、その触錯覚が生じなくなる現象を世界で初めて発見。
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