東京大学医科学研究所

細胞遺伝子工学

非典型翻訳反応における翻訳因子eIF5Aの機能の解明~mRNAを必要とせずにペプチド合成反応を行う仕組み~

2023-02-17 東京大学医科学研究所,東京大学 発表のポイント クライオ電子顕微鏡を用いて翻訳因子eIF5Aの新生鎖複合体への結合の可視化に成功しました。 新生鎖複合体にeIF5Aが結合してペプチド結合反応に関与することを明らかにし、...
有機化学・薬学

新型コロナウイルス・オミクロン株のXBB.1.5系統に対する 治療薬とワクチンの効果を検証

2023-02-14 東京大学医科学研究所 発表のポイント 4種類の抗体薬(ソトロビマブ、ベブテロビマブ、カシリビマブ・イムデビマブ、チキサゲビマブ・シルガビマブ)は、XBB.1.5系統の感染を阻害しなかった。 4種類の抗ウイルス薬(レムデ...
医療・健康

SARS-CoV-2感染動物死体からのウイルス伝播

2023-01-16 東京大学医科学研究所 発表のポイント SARS-CoV-2に感染したハムスターの死体と非感染ハムスターを24時間同居させたところ、死体から生体へウイルスが伝播した。 SARS-CoV-2感染ハムスターの死体に対して、鼻...
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医療・健康

新型コロナウイルス感染症とインフルエンザが同時流行しているかを検証

2023-01-13 東京大学医科学研究所 発表のポイント 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行とインフルエンザの流行の関係を調べるために、世界各地域を代表する22ヶ国について、2019年から2022年までのCOVID-19お...
生物化学工学

リボソームの異常な交通渋滞を選別する仕組みを解明 ~高速AFMを用いて品質管理をつかさどる複合体の動きを可視化~

2023-01-10 東京大学医科学研究所 発表のポイント RQT複合体の構成タンパク質であるCue3とRqt4が、異常な衝突リボソームに形成されるK63型のユビキチン鎖を識別することを発見しました。 1分子レベルの動態を可視化できる高速原...
細胞遺伝子工学

リボソーム衝突に依存したmRNAの内部切断の仕組み

2023-01-06 東京大学医科学研究所 発表のポイント ◆リボソームの衝突を引き起こすmRNAを切断し分解する品質管理機構No-Go Decayにおいて、エンドヌクレアーゼCue2のユビキチン結合活性が衝突したリボソームの5'側上流の切...
有機化学・薬学

臨床検体から分離した新型コロナウイルス・オミクロン株の BQ.1.1系統とXBB系統に対する治療薬の効果を検証

2022-12-08 東京大学医科学研究所 発表のポイント 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の3種類の抗体薬(ソトロビマブ、カシリビマブ・イムデビマブ、チキサゲビマブ・シルガビマブ)は、どれもオミクロン株のBQ.1.1系統とXB...
医療・健康

臨床検体から分離した新型コロナウイルス・オミクロン株 BA.4.6系統に対する治療薬の効果を検証

2022-11-17 東京大学医科学研究所 発表のポイント 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の4種類の抗体薬(ソトロビマブ、ベブテロビマブ、カシリビマブ・イムデビマブ、チキサゲビマブ・シルガビマブ)の中で、ベブテロビマブのみがB...
有機化学・薬学

数理モデルを用いた白血病治療薬の効果の患者別早期予測手法の提案

2022-10-14 IRCN東京大学国際高等研究所 1. 発表のポイント: ◆慢性骨髄性白血病の治療薬であるニロチニブの治療効果を、患者ごとにかつ早期に予測できる数理モデルを開発した。 ◆ニロチニブは慢性骨髄性白血病患者の白血病細胞の量を...
細胞遺伝子工学

単独で停滞したリボソームのセンサー因子Fap1の同定~機能欠損リボソームを異常として認識・排除する仕組み~

2022-09-16 東京大学医科学研究所 発表のポイント 遺伝暗号解読活性を失ったリボソームが翻訳中に単独で停滞し、Fap1がリボソーム両側のmRNAの動きの停止を感知してリボソームに分解の目印をつけることを明らかにしました。 既知の停滞...
医療・健康

大腸がんの「ゲノム医療」に貢献~日本人での原因遺伝子・発症リスク・臨床的特徴の大規模解析~

2022-09-06 理化学研究所,東京大学医科学研究所,東京大学,埼玉県立がんセンター 理化学研究所(理研)生命医科学研究センターがんゲノム研究チームの藤田征志上級研究員(研究当時)、中川英刀チームリーダー、基盤技術開発研究チームの桃沢幸...
細胞遺伝子工学

国産ゲノム編集技術CRISPR-Cas3が二本鎖DNAを切断する仕組みを解明~社会利用が可能なゲノム編集法として期待~

2022-08-29 東京大学医科学研究所 発表のポイント 日本発のゲノム編集技術CRISPR-Cas3が、狙ったDNA配列を認識して切断する仕組みを世界で初めて明らかにしました。 CRISPR-Cas3は狙った場所の二本鎖DNAをほどいて...
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