東京大学

医療・健康

精神神経疾患の病態を解析するための脳MRI計測・解析プロトコルを国内13施設で統一

精神神経疾患の磁気共鳴画像(MRI)研究を大幅に発展させる新たな計測プロトコルを開発し、オールジャパンの多施設共同研究体制を構築した。
細胞遺伝子工学

ミドリイガイのゲノム解析からわかった足糸の耐久性の秘密

ミドリイガイの全ゲノム配列の解読を行い、高精度なゲノム情報の再構築に成功した。ムール貝の仲間で、熱帯・亜熱帯沿岸生態系の主要種で、東南アジアで広く養殖される水産重要種。
医療・健康

関節リウマチの骨破壊の新しいメカニズムを解明~自己抗体をつくる細胞が傍関節性骨粗鬆症を誘導する~

関節リウマチでは炎症関節の近傍の骨の骨髄中で抗体を産生する形質細胞が増加し、破骨細胞分化誘導因子RANKLを発現することで傍関節性骨粗鬆症がおきることを明らかにした。
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医療・健康

インターフェロン応答を阻害する新たなSARS-CoV-2たんぱく質の発見

今回新たにORF6にも、強いインターフェロン抑制活性効果があることを見いだした。現在流行中の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の配列を網羅的に解析した結果、インターフェロン抑制活性を欠失したと考えられるORF6の欠損変異体が散発的に出現していることを明らかにした。
生物化学工学

肝臓-筋肉の臓器連関代謝サイクルの肥満による制御異常の解明

肝臓と筋肉において、野生型マウスと肥満モデルマウス間で変化した肝臓と筋肉における大規模代謝制御ネットワーク(トランスオミクスネットワーク)を構築し、血液の代謝物データと統合することで、肥満における臓器間の代謝物のやりとり(臓器連関代謝サイクル)の破綻のメカニズムを明らかにした。
生物化学工学

コウモリ類の進化史を解明

高解像X線マイクロCTを用いて、世界のさまざまな種のコウモリとその他代表的な哺乳類の胎児期の成長解析と進化解析をおこないました。コウモリの共通祖先はまず初めに飛行能力を獲得し、そのあと3つの系統にわかれ、のちに2つの系統が超音波利用能力を各々個別に獲得したという進化史の全貌が明らかになりました。
有機化学・薬学

低酸素環境で腫瘍細胞に効く「ミニ核酸医薬」を開発~ 従来の抗がん剤に代わると期待~

従来抗がん剤として使用されてきたフロクスウリジン(Floxuridine)を6分子連結させて、低酸素環境下でのみ除去できる分子構造を付加し、高い腫瘍ターゲティング能を持った「ミニ核酸医薬」を開発しました。このミニ核酸医薬をヒトの腫瘍細胞に加えたとき、酸素濃度が低い環境でのみ抗がん活性を示し、ミニ核酸医薬の静脈注射でも固形腫瘍の増大を効果的に抑制しました。
医療・健康

精神疾患に関与する新しい遺伝子発現調節系の発見~染色体転座を持つ統合失調症症例を出発点として~

単一の遺伝的変化と発症原因の連結が比較的容易であると考えられるごくまれな統合失調症症例に着目しました。共同研究グループは4番染色体と13番染色体との間の「均衡型染色体転座」を持つこの症例において、4番染色体側の切断点近くにLDB2遺伝子が存在すること、その一方で13番染色体側の切断点近くには既知の遺伝子がないことを2020年に明らかにしました。今回、今まで不明であったLDB2遺伝子の機能と、その遺伝子が統合失調症発症に果たす役割をさまざまなアプローチを用いて明らかにすることを目指しました。
生物環境工学

絶滅危惧種ニホンウナギの分布域を環境DNA解析で推定

2021-03-03 京都大学 益田玲爾 フィールド科学教育研究センター教授、笠井亮秀 北海道大学教授、山中裕樹 龍谷大学准教授、亀山哲 国立環境研究所主任研究員、東信行 弘前大学教授、木村伸吾 東京大学教授、黒川優子 東北生活文化大学准教...
生物環境工学

植物は概日時計因子によって低温ストレスに対する耐性を獲得している

2021-03-02 東京大学 発表者 城所  聡(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 助教) 相馬 史幸(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 特任研究員) 溝井 順哉(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用...
細胞遺伝子工学

ゲノム上に密に並んだ遺伝子の転写を調節する仕組み

2021-03-02 東京大学 稲垣 宗一(生物科学専攻 准教授) 大矢 恵代(生物科学専攻 博士課程2年) 角谷 徹仁(生物科学専攻 教授) 発表のポイント シロイヌナズナのヒストン脱メチル化酵素FLDは、転写が両方向に起きている遺伝子領...
細胞遺伝子工学

リンゴの品種改良に貢献した起源品種の遺伝領域

起源品種のハプロタイプの遺伝を自動的に追跡する方法の開発 2021-03-01 東京大学 発表者 南川   舞 (東京大学 大学院農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻 特任研究員:当時/ 現 日本学術振興会 特別研究員) 國久 美由紀 ...
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