ヘム濃度センサータンパク質の作動機序を原子レベルで解明~病原菌が毒を回避する生存戦略~

ad

2021-04-14 兵庫県立大学,理化学研究所,東京大学,自然科学研究機構分子科学研究所

兵庫県立大学大学院理学研究科の澤井仁美助教を中心とした共同研究グループは、大型放射光施設「SPring-8」を利用して、病原菌がヒトなどの動物の血液から栄養として獲得した「ヘム」の濃度を制御するために用いる「ヘム濃度センサータンパク質」の立体構造を決定し、世界で初めてその作動機序を原子レベルで解明しました。この結果により、病原菌が感染先(宿主)の体内で生き残っていくために利用するシステムへの理解が進み、このシステムをターゲットにした新たな抗菌剤開発に貢献できる可能性があります。

詳しい資料は≫

研究グループ

兵庫県立大学大学院 理学研究科
教授 城 宜嗣(しろ よしつぐ)
助教 澤井 仁美(さわい ひとみ)
非常勤研究員 西谷 雄大(にしたに ゆうだい)
大学院生(研究当時) 西永 惠(にしなが めぐみ)
学部生(研究当時) 長井 聖奈(ながい せいな)

理化学研究所 放射光科学研究センター 利用システム開発研究部門 生物系ビームライン基盤グループ 生命系放射光利用システム開発チーム
専任研究員 杉本 宏(すぎもと ひろし)
専任研究員 當舍 武彦(とうしゃ たけひこ)

東京大学 大学院工学系研究科 バイオエンジニアリング専攻ならびに化学生命工学専攻
教授 津本 浩平(つもと こうへい)

東京大学医科学研究所 先進的バイオ医薬品学社会連携研究部門
特任准教授 長門石 曉(ながといし さとる)

自然科学研究機構 分子科学研究所
教授 青野 重利(あおの しげとし)
助教 村木 則文(むらき のりふみ)

報道担当

理化学研究所 広報室 報道担当

ad

生物化学工学
ad
ad
Follow
ad
タイトルとURLをコピーしました