医療・健康 インターフェロン応答を阻害する新たなSARS-CoV-2たんぱく質の発見 今回新たにORF6にも、強いインターフェロン抑制活性効果があることを見いだした。現在流行中の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の配列を網羅的に解析した結果、インターフェロン抑制活性を欠失したと考えられるORF6の欠損変異体が散発的に出現していることを明らかにした。 2021-03-15 医療・健康細胞遺伝子工学
医療・健康 世界初、空間認識を支える脳情報の流れを解明 ~認知症などの病態解明に期待~ さまざまな空間情報が海馬から海馬台を経て下流の4箇所の脳領域(側坐核、視床、乳頭体、帯状皮質)へと分配される脳情報の流れを世界で初めて明らかにした。 2021-03-11 医療・健康
医療・健康 抗がん剤後の骨髄回復を促す新たなメカニズムを発見 ~自然リンパ球による緊急回復スイッチの作動~ 抗がん剤投与の副作用によって骨髄内の多くの血球細胞が死滅し、骨髄環境が危機的状況になる。その中でもB細胞前駆細胞が死ぬ時に放出されるサイトカインという物質が、骨髄内の2型自然リンパ球(ILC2)を活性化させてGM-CSF(顆粒球単球コロニー刺激因子)の生産を誘導し、これが緊急回復スイッチとして血球細胞の増殖を促す。すなわち2型自然リンパ球は周りの死んだ細胞から「骨髄危機状況・細胞死シグナル」を受けて性質を変化させ、骨髄機能回復に関わることが分かった。 2021-03-08 医療・健康有機化学・薬学
有機化学・薬学 ナノスケール量子計測からリン脂質の動きを捉えることに成功 ~創薬に向けた細胞診断への応用に期待~ 2021-02-19 東京工業大学,慶應義塾大学,大阪大学,科学技術振興機構ポイント 薄い膜状にしたダイヤモンド量子センサーで、細胞の反応をつかさどる脂質二重層(細胞膜)中のリン脂質分子の動きをラベルフリー計測できる手法を開発した。 量子セ... 2021-02-22 有機化学・薬学
細胞遺伝子工学 精子形成に重要なヒストンによるDNAの新たな折りたたみを解明 2021-02-16 東京大学,金沢大学,京都大学,日本医療研究開発機構,科学技術振興機構ポイント 精子形成に重要なヒストンたんぱく質H2A.BによるDNA折りたたみ構造を、高速原子間力顕微鏡解析により世界で初めて解明しました。 H2A.B... 2021-02-17 細胞遺伝子工学
生物化学工学 カーボンナノチューブの毒性発現機構の一端を解明 ~免疫細胞が病原体と誤認識して過剰応答~ 2021-02-10 立命館大学,東北大学,科学技術振興機構ポイント カーボンナノチューブ(CNTs)の研究と利用は年々急増している一方で、CNTsのアスベスト様の毒性が懸念されているが、その毒性発現機構は長い間不明であった。 世界で初めて... 2021-02-10 生物化学工学
医療・健康 記憶や学習に関わる神経伝達物質受容体の迅速な蛍光標識に成功 記憶のメカニズム解明や神経疾患の診断への活用に期待2021-02-05 名古屋大学,京都大学,科学技術振興機構ポイント 記憶の分子メカニズムを解明するために、神経伝達物質受容体に対して迅速に目印を付ける方法が求められていた。 記憶や学習に必... 2021-02-08 医療・健康
医療・健康 シグナル情報伝達を担うRNA由来の液性因子を発見 ~炎症疾患の新たな核酸医薬開発に期待~ 2021-01-20 東北大学,熊本大学,東京大学,科学技術振興機構ポイント 生体内に存在する「N6-メチルアデノシン(m6A)」がアレルギーなどの炎症を引き起こすことを発見しました。 m6Aをはじめとする修飾ヌクレオシドは、修飾されたRN... 2021-01-20 医療・健康細胞遺伝子工学
有機化学・薬学 微生物が多様な膜小胞を作る仕組みを解明 2021-01-15 筑波大学,大阪市立大学,科学技術振興機構微生物は、細胞膜と同じ成分からなる多様な小胞(膜小胞)を細胞外に放出することが知られており、近年、それらの膜小胞が、医療やバイオテクノロジーをはじめとするさまざまな分野に応用でき... 2021-01-15 有機化学・薬学
医療・健康 自分の身体ではなく、自分の行為への気付きが、運動能力を向上させる 運動主体感の人工的操作がリハビリテーション成功の鍵2021-01-11 東北大学 大学院情報科学研究科,科学技術振興機構ポイント 見ている身体を自分の身体であると気付くとき、人間は以下の2つを経験し、これら2つの経験が運動能力の向上に関わっ... 2021-01-12 医療・健康
生物工学一般 「聞こえた音、思い出した音」を脳波から音で再現する技術を開発 ~脳内の音声処理機構の理解に向けて~ 2021-01-08 東京工業大学,科学技術振興機構ポイント 脳波信号から音声を直接再構築する手法を開発。 音を聞いている時、思い出した時に活動する脳領域の違いを示唆。 脳内聴覚や音声、および言語処理の客観的評価に脳波を利用できる可能性。東... 2021-01-08 生物工学一般
生物化学工学 NMR法によるタンパク質構造の精度評価法を開発~創薬プロセスの加速が期待~ 2020-12-18 理化学研究所,科学技術振興機理化学研究所(理研)革新知能統合研究センター分子情報科学チームのアドナン・スリオカ研究員らの国際共同研究チームは、核磁気共鳴(NMR)法に情報・数理科学の手法を適用することで、推定されたタン... 2020-12-19 生物化学工学